基幹教育の考え方

基幹教育の考え方

新たな知や技能を創出し未知なる問題をも解決していく上での幹となる「ものの見方・考え方・学び方」を学ぶ教育が九州大学の基幹教育である。大学では、自ら問いを立て真理を追究する、自立的な学びが求められる。この学びを学生が修得するには、学問の基礎となる重要な知識や技能を蓄えるだけに終わらせず、既有の知識や経験に照らし合わせながら、「なぜ、どうして?」、「他の可能性はないか?」というように創造的・批判的に吟味・検討することが肝要である。アクティブな知的好奇心をもって新たな視点から考え直し、世界(「ヒト・モノ・コト」)に挑戦し続けるために、“問う”学び(心構え)を習慣化しなければならない。これにより積極的かつ主体的に、どのような問題や状況に対しても、怖れることなく、新たな知や可能性を求めてチャレンジする素地を整えるのである。

アクティブ・ラーナー

「学び続けることを幹に持つ、未知な問題や状況にも果敢に挑戦するスピリットと行動力を備えた人」のこと。アクティブ・ラーナーは、予測できない未経験の状況を前にしても、既成の枠組みや考え方を超えて、適切に問題を分析し、「知の遠近法」(虫の眼と鳥の目を使い分ける)を駆使しながら、課題を発見・解決する研ぎ澄まされた感性と柔軟な洞察力を発揮する。大学の重要な使命は、知のフロンティアを切り拓き、社会が抱える諸課題に対して、創造的・批判的思考を重ね、建設的な解決策を創出できる、こうしたアクティブ・ラーナーの育成にある。その育成には専門領域に閉じることなく、「考え方・価値観」の異なる人々との知的交流や、「他者や状況に開かれた」発想対話型の学びや、蹟きや失敗から学ぶ過程を重視した教育が求められる。この教育体験を通じて、学生は視点の違いで解が異なることに気づき、自他の考えを批判的に吟味するクリティカルシンキングを育み、多様な視点から物事を理解し、真理を探求していく態度を体得することができる。

基礎教育による学習者の成長モデル

図:基礎教育による学習者の成長モデル

九州大学

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