超新星状態方程式研究会

2020年3月23日〜25日,JR博多シティ(九州大学博多駅オフィス)

2020年3月23日〜25日に開催を予定しておりました超新星状態方程式研究会は、残念ながら開催中止となりました。
参加を予定されていた皆様には大変申し訳ございません。新型コロナウイルスの影響拡大に伴い、今後の見通しが極めて立てづらい状況での、この判断となりましたことをご理解いただけますと幸いです。

事態が終息したころに、また改めて同様の研究会を企画したいと考えておりますので、その際は何卒よろしくお願い申し上げます。
以下に中止決定前の段階での案内を掲載しておきます。

目的:

重力崩壊型超新星爆発は、自然界における4つの力のすべてが顔を出す、きわめてユニークな天体現象である。なかでも核力(強い相互作用)は、いまなお理論的な不定性が大きく、超新星のダイナミクスやニュートリノ放出にどのような影響を及ぼすのか、議論が続いている。超新星シミュレーションにおいては、状態方程式テーブルに含まれた形で核力を扱うことが一般的で、これまでにもいろいろな状態方程式がさまざまなレベルで提案されてきた。この研究会では、超新星状態方程式を「作る側」と「使う側」双方の研究者をお招きして、それぞれの分野におけるこれまでの研究の流れや最近の進展、現状での問題点などについて紹介していただく。さらに、一人あたりの講演時間を十分にとることで、ふだんの研究会ではあまり話題に上がらないような突っ込んだ議論や、相互の連携も含めた今後の展望を打ち出す機会を提供する場としたい。

招待講演(敬称略):

大西 明(京大基研)
古城 徹(華中師範大)"QCD状態方程式:クォークダイナミクスの観点から"
住吉光介(沼津高専)"重力崩壊型超新星の状態方程式とシミュレーション:発展と課題"
諏訪雄大(京都産業大)"中性子星の形成と状態方程式"
滝脇知也(国立天文台)"超新星爆発と状態方程式 現状と課題"
古澤 峻(東京理科大)"多核種状態方程式"

世話人:

中里健一郎(代表、九大)
富樫 甫(九大)

共催:

新学術領域研究「地下から解き明かす宇宙の歴史と物質の進化」


Last up date, Feb. 28, 2020.