フォーラム

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科目実施班から(2015)

基幹教育院教授 科目実施班長 大橋 浩

 言語文化基礎科目は、外国語で目標の課題を達成することができる言語運用能力の習得を目指します。また、外国語の背景にある、もののとらえ方や文化に対する理解を深めることにより、母語や自国の文化を相対化する能力を養います。
 初習外国語として開講されるドイツ語、フランス語、中国語、ロシア語、韓国語、スペイン語の授業では、文字や文法、発音など言語そのものの学習に加え、それぞれの言語の発想法や文化を知ることで、思考の幅広さを涵養することを目標としています。

 CALLKyushu University Learning English for Academic PurposesQ-LEAP科目を受講します。これらの必修科目で汎用的学術英語の基礎を身につけたうえで、2年次以降は学生各自の専攻や関心に応じて、汎用的学術英語の応用(「学術英語2」)、内容重視の特定目的学術英語(「学術英語3」)、スキル習得重視の特定目的学術英語(「学術英語ゼミ」)を選択科目として受講します。学術英語2では4技能に加え、オーラルコミュニケーション、テスト・テイキングが開講されています。学術英語3では科学英語や個別テーマの科目が各部局の先生方によって提供されます。学術英語ゼミでは、将来の学術研究につながる上級技能習得を目指したプロジェクト指向の授業が行われます。また、この科目には学術認定科目として、海外英語研修プログラムも含まれています。)は、学術英語の基礎が段階的に習得できるように設計されています。1年次では「学術英語1」として、リーディング・リスニング、ライティング・スピーキングに加え、リーディング・リスニング・文法・語彙を教室外で自律的に学習する( 私が担当する英語科目では、高校までに養った基礎の上に、より高度な運用能力を築くことを目指します。基幹教育の新カリキュラムである。

 言語文化基礎科目では、外国語に関する知識・技能とともに、多様なものの見方・考え方を涵養することによりアクティブ・ラーナーの育成に貢献することを目指しています。

出典:『基幹教育ニューズレター』第4号(冬)
 
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