フォーラム

Forum

言語文化科目

基幹教育院教授 科目実施班長 大橋浩
 
 言語文化科目は、外国語で目標の課題を達成できる言語運用能力の習得を目指します。また、外国語の背景にある異文化に対する理解を深め、母語や自国の文化を相対化する力を養います。英語科目では将来の学術研究活動に応用できる英語運用能力を習得できるよう、4技能の学習に加え、英語によるプレゼンテーションやディベートへとステップアップできる授業を設けています。また、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語、ロシア語、スペイン語などの初修外国語では、初めて習う言語そのものの学習に加え、その言語の発想法や背景における文化を理解することで、思考の幅広さを涵養することを目標にしています。
学術英語A・プロダクションの授業風景

 英語科目では、2018年度より、基幹教育スタート時に始まったQ-LEAPというカリキュラムを改革したQ-LEAP2を開始しました。1年前期には「学術英語A・リセプション」、「学術英語A・プロダクション」で、それぞれリーディング・リスニングの受信スキル、ライティング・スピーキングの発信スキルを集中的に学習します。後期には「学術英語B・インテグレイト」で、前期の学習成果をもとに、複数のスキルを組み合わせた活動を行います。さらに、教室外でのe-learningによる「学術英語AB・CALL」ではリーディング、リスニング、文法、語彙を強化します。2年生以降には「学術英語C・テーマベース」と「学術英語C・スキルベース」が開講されます。前者はコンテンツを、後者は発信スキルのさらなる向上を重視した科目で、関心や習熟度に応じて選択できるバラエティに富んだ授業が提供されます。「学術英語C・集中演習」では、英語研修やディベート集中講義などへの参加で単位を認定します。以上の一般目的の学術英語科目に加え、「専門英語」ではより専門性を意識した特定目的の学術英語を学びます。
 入学時と2年次に受験する英語力診断テストによりその時々の英語力を確認し、将来を見据えた運用能力を習得するために自律的に学習計画を立て、実行していくことをサポートするカリキュラムとなっています。
一覧に戻る