基幹教育セミナー科目実施班
基幹教育セミナー(以下セミナーと略)が開始され、12年目となります。セミナーは全学必修科目で、九州大学に入学した1年生全員が履修しており、様々な学部学科の学生が22名~23名のクラスに混在したかたちで授業を受けています。実施班では、これら全体で百数十クラスの運営を担当しております。
セミナーでは、様々な学部学科のクラスメイトたちとの「対話」を通じて,「対話と自己省察を通じて学びの基幹を育むこと」を目的としています。この目的を達成するためには、教員と学生、そして学生同士の対話をスムーズに行うためのファシリテーション、学生に向かって語る前の自己省察が、担当教員にも必要となってきます。さらに、教員自らが相手の話をよく聞き(傾聴し)、適切な語句を使って相手に伝わりやすい話し方をすることに気を遣いつつ、学生同士の会話がきちんと成立しているかどうかを考え続ける、など集中力・緊張感も求められています。
受講生から、「入学から3,4か月がたち,学ぶ意欲が少し減退してきていたが,この授業で自分がこの大学に入学した意味を再確認することができ,再度主体的・積極的に学ぼうと思えた」、「 他の学部の人と話す機会が少ないので,そこではどのようなことを学び,どのようなことが社会に生かされるのか触れることができて,視野が広がる良い機会になりました。」「 初め,セミナーにやる気が出なかったけど、実際受講するといろんな人と交流をして他の人の意見を聞くことで自分自身の今後について考えるきっかけになった」等の感想が複数寄せられています。これらの感想は、どちらかと言えば受動的だった「これまでの学びとは違い,「大学での学び」には能動的に自ら学ぼうとする態度、「自分は何のために学ぶのか」「将来どんな自分になりたいのか」という目的意識が育まれていることを物語っています。
セミナーは、九州大学で,自分が何のために何をどう学んでいくのか,改めて考えてみる機会の場となっています。
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