言語文化科目班 班長
基幹教育院 教授 中村嘉雄
言語文化科目は、外国語で目標の課題を達成できる言語運用能力の習得を目指します。また、外国語の背景にある異文化に対する理解を深め、母語や自国の文化を相対化する力を養います。英語科目では将来の学術研究活動に応用できる英語運用能力を習得できるよう、4技能の学習に加え、プレゼンテーションやディベートへとステップアップできる授業を設けています。また、ドイツ語、フランス語、中国語、ロシア語、韓国語、スペイン語などの初修外国語では、初めて習う言語そのものの学習に加え、その言語の発想法や背景における文化を理解することで、思考の幅広さを涵養することを目標にしています。多言語・多文化入門講義では、これら初修外国語6言語とそれぞれの言語圏の文化について各言語担当教員がオムニバスの授業を行い、世界の多言語・多文化性を理解し、世界を多面的・相対的に捉えるグローバルな視座と思考力の基礎を涵養します。
英語科目では、2025年度より、基幹教育スタート時に始まったQ-LEAPというカリキュラムを改革・発展させたQ-LEAP4を開始しました。1年前期には「学術英語・インタラクション」、「学術英語・リテラシー」で、それぞれスピーキングの発信スキル、リーディング・リスニングの受信スキルを集中的に学びまず。前者の「インタラクション」はリーディングによる内容理解及びタスク中心のオーラル・コミュニケーションの実践を通して地域や国際社会の理解を深めるための英語受容スキル、オーラル・コミュニケーション・スキルの向上を目指すものです。後者の「リテラシー」は現代の多文化社会における学術研究領域の知識とその英語表現を学びます。後期には前期とは別の学術研究領域の「学術英語・アカデミックリテラシー」と「学術英語・アカデミック・ライティング」を受講します。この「アカデミック・ライティング」は今後の大学のアカデミックな環境や実社会での議論に求められる、質の高い情報処理、効果的で強力な論述方法の実践を通して、大学以前に身につけた英語ライティング能力を向上・発展させることを目標としています。
これらの前期、後期の授業の4技能および文法、語彙力は、教室外でのe-learning「学術英語・CALL 1」(前期),「学術英語・CALL 2」(後期)を通してさらに定着、強化されます。これらの科目ではスピーキングを含む総合的なAI英語アプリを利用することで自宅でも質の高い英語の自主学習・トレーニングが可能となります。2年生以降には「学術英語・テーマベース」と「学術英語・スキルベース」が開講されます。前者はコンテンツを、後者は発信スキルのさらなる向上を重視した科目で、関心や習熟度に応じて選択できるバラエティに富んだ授業が提供されます。「学術英語・集中演習」では、英語研修やディベート集中講義などへの参加で単位を認定します。以上の一般目的の学術英語科目に加え、「専門英語」ではより専門性を意識した特定目的の学術英語を学びます。
言語文化科目では、外国語に関する知識・技能とともに、多様なものの見方・考え方を涵養すること、そして、その能力を自分の意欲と努力で発展させるカリキュラム構成によりアクティブ・ラーナーの育成に貢献することを目指しています。
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