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「人間・社会・文化」(2026)

文系ディシプリン科目実施班

2025年度からクォーター科目「人間・社会・文化」を新たに開講しています。この科目は、各分野の基礎的な事項を網羅的に学ぶ既存の「入門」科目とは異なり、アクティブ・ラーナーとなるために重要な「様々なものの見方を学ぶ」ことに重点を置いています。人文社会科学(いわゆる「文系」)の各分野に特有の「ものの見方」(問題を見いだす視点、分析するための概念枠組、方法論など)を具体的なテーマに即して体験しながら学修することを通じ、受講者自身が現代社会の様々な問題・現象に対しても「文系」的な観点からアプローチできるようになることを目指しています。

様々な専門分野の教員が担当するため、各授業の内容や実施形態はそれぞれ異なりますが、2025年度開講分から、どんな分野のどんな授業があったのかを幾つか簡単に紹介します。
例えば、歴史学の授業では、単なる知識の暗記ではなく、史料の読み解き方や歴史叙述の方法論、近現代日本をめぐる諸論争を手がかりに、現代社会を歴史的に考察する力を身につけることが目指されています。
また美術史の授業では、「芸術」概念や視覚文化の変遷を思想的・社会的背景から検討し、美的判断そのものを問い直すような批評的視点を養える内容となっています。
地理学の授業では、「地域」「空間」「場所」といった観点から人口、交通、産業、文化などの身近な事象を読み解き、社会の構造を空間的に理解する方法を学ぶことができます。
さらに心理学では、授業内で実験や調査を実際に体験しながら、データやエビデンスに基づいて人間の心や行動を科学的に理解する視点を身につけることができます。

現状では、こうした多様な授業から最大2つまでしか履修することができませんが、今後より多くの授業を履修できるようにし、「文系」の多様な知を横断的に学ぶなかで、複雑化する現代社会の問題に対して柔軟かつ批判的に向き合い、自ら問いを立てて思考し表現する基礎的能力を総合的に育むことができるような科目(群)へとさらに改善・展開させていく予定です。

 
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