自然科学実験専門チーム
理系ディシプリン科目「実験で学ぶ自然科学」は、主に文系学部の1年次学生を対象とした授業です。
私たちは高度に発達した科学技術の恩恵を受けて生活していますが、その背景にある自然科学の考え方や、科学的に物事を理解するプロセスに触れる機会は、必ずしも多くありません。本授業は、観察・実験を通して自然科学の現象を体験的に学び、科学的なものの見方・考え方に親しむことを目的としています。
本授業では、物理学・化学・生物科学を中心とした基礎的な実験テーマに取り組みます。扱う現象はいずれも身近なものですが、大学の実験環境を活用することで、「なぜそう見えるのか」「どのような原理が働いているのか」を、自然科学の視点から改めて考えることが求められます。
また、「観察 → 仮説 → 実験 → 考察」という一連の流れを実際に経験することで、科学的に考えるとはどのような営みなのかを実感してもらう構成になっています。
実験は2名1組のペアで協力しながら進めます。教員の説明を一方向的に受け取るのではなく、観察・実験で得られた知見から「自分はどう考えたか」「なぜそのように判断したか」を学生同士で議論しながら理解を深めてもらうことを期待しています。
文系学部の学生にとっては、本授業のように体系的に実験を行う機会は、大学生活に限らず、その後の人生を通しても限られたものになるでしょう。実験器具や実験室の制約から、1開講枠あたりの履修定員を設けていますが、毎年定員を超える履修希望が寄せられています。
ぜひこの授業を通じて、自身の専門と大きく異なる内容、特に「実験」という手段で自然科学へアプローチする姿勢を体験してみてください。皆さんが将来社会で取り組む課題は、文系・理系といった特定の学問・分野だけで完結するものではない場合がほとんどです。そのような場面で、この授業で経験する「自分とは異なる視点からのアプローチ(実験)」が問題解決への新たな糸口になるかもしれません。
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