ビルトインPHPサーバ
M1に端を発する長いウェブマスター歴を持ちながら、岡本がPHPの便利さを実感したのはごく最近の事でした。過去にちょっと使ったWordPressのせいでPHPに良い印象を持たなくなってしまっていたのですが、HTML5とCSS3と一緒にPHPを使うとやっぱり便利。そしてそれを突き詰めてシステム化するとWordPressっぽくなるということもわかりました。自分が捌ける程度にシステム化しつつ、有効に積極的にPHPを使っていこうということで、今ではPHPをガッツリ使っています。ここでは、PHPのビルトインウェブサーバ機能を使って、PHP入りHTMLを簡単にローカルで確認する方法をまとめておきます。
理由は不明ですが、同じ設定なのにデスクトップでは動いて、ノートPCでは下記のようなエラーが出てしまったので、一部修正しました(2019.06.12追記)。
Warning: Unknown: failed to open stream: No such file or directory in Unknown on line 0
PHP確認環境の構築手順
- PHP For Windows: Binaries and sources Releasesから最新版のPHP一式 (Thread Safe) のzipファイルをダウンロード
- C:\phpに解凍
- WindowsでC:\phpのpathを通す
- コマンドプロンプトで確認
php -v -
コマンドプロンプトでジャンクションを作成
mklink /J C:\php\includes "ローカルディレクトリ"
"で囲めばローカルディレクトリにはスペースが入っていてもOK -
解凍先のphp.ini-developmentをphp.iniにリネームして下記の通り修正
include_path = ".;c:\php\includes" extension_dir = "ext" extension=mbstring [mbstring] mbstring.language = Japanese mbstring.internal_encoding = UTF-8 mbstring.http_input = pass mbstring.http_output = pass mbstring.encoding_translation = Off mbstring.detect_order = UTF-8,SJIS,EUC-JP,JIS,ASCII mbstring.substitute_character = none mbstring.func_overload = 0 mbstring.strict_detection = Off ;mbstring.http_output_conv_mimetype= date.timezone = "Asia/Tokyo"
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動作を確認したいローカルディレクトリのルート(例えばC:\Users\you\web\local)に下記の通りrouter.phpを作成
<?php $path = $_SERVER["SCRIPT_FILENAME"]; if(preg_match("/\.html$/", $path)){ chdir(dirname($path)); return require($path); } return false; ?>
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起動のバッチファイルphp.bat(ファイル名は変更可)を下記の通り作成(cdの先はrouter.phpを置いたパスに合わせる)
cd C:\php\includes php -S localhost:8080 router.php pause exit
- バッチファイルをダブルクリックしてコマンドプロンプトで実行
- ブラウザで localhost:8080 を開いて表示確認
- 確認が終わったらブラウザを閉じ、コマンドプロンプトを閉じて終了
公開日: 2018年08月05日
最終更新日: 2020年05月22日