岡本剛准教授気まぐれ雑記

2020年03月28日 (05:21–05:47 a.m.)

お絵描きシリーズの続き。顔はやっぱり難しいですね。輪郭と陰をまず細ペンで描き、そこに色鉛筆と2Bシャーペンで色を乗せ、仕上げにさらに黒ペンでちょこっと描き込んで終了。陰を斜線で描き込んでしまうと、これはこれで良いんですが、どうしてもイラストっぽくなってしまいますね。

というわけで、これまた久しぶりの鉛筆画。ワンポイントの色鉛筆着色を除き、鉛筆シャープの0.9 mm(2B芯)1本で描いたものです。黒が良いですねー。ただ、ここまで粉っぽいとどうしても汚れるので、20年ぶりくらいにフィキサチフを吹きました。使わないと思っても、置いておくもんですね。

ちなみに、日付横の「時間」はこの記事を書いた時間であって、絵を描いた時間ではありません(念のため)。下の絵は多分30分もかかっていないのですが、上の絵はそこそこ時間がかかりました。ブロックロディアのNo.11という小さい紙に描いたものなんですけども。

2020年03月25日 (06:16–07:07 a.m.)

年度末のラストスパートです。予算の〆は終わったので、報告書とシラバスと論文投稿準備と倫理審査のお仕事とその他諸々の雑務で今年度も終わります。イベントはほとんど中止か延期になってしまい来年度の見通しも不透明なままですが、できる準備はきちんとしておかないといけません。科研費の発表もあることですし。

新しいニューロフィードバックのシステム開発のため、まとまった時間を取ってガシガシプログラムを書きたいと思っています。私は相変わらずMATLABですが、最近Pythonで書く学生が増えてきたので、そろそろきちんとPythonを使っておかないといけない気もしています。全体の戦略とか手続きとかというもっと核心的な部分をしっかり指導するのが私の本来の仕事ですが、IOだの関数の使い方だのというような質問でも拒まないので、学生さんはどんどん来てくれれば対応します。

今回のお絵描きは、資さんの味巻寿司。理論をやって実験の重要性を感じ(そして実験を始め)、ソフトをやってハードの必要性を痛感し(そしてハードの専門家とコラボ)、キーボードを叩けば叩くほど紙とペンが手放せなくなり(お絵描きも楽しい)、色々とバランスが取れているんだなぁと思う今日このごろ。厳しめペスクタリアンとして卵を控えている私でも、資さんの味巻寿司はちょっと良いかなと卵焼きも食べてしまう絶妙のバランスです。

2020年03月22日 (07:45–08:38 a.m.)

久々のお絵描き熱が冷めやらず、真夜中の一人時間にシコシコ描いています。レッサーパンダに続き、この前撮った街角の写真、飼ってる文鳥、ピカソの一筆描きの模写、二重丸のなすカレー、ウイスキー・イン・ザ・グラス、ときて今回のノートです(他の絵も気が向けば追々紹介)。

これ、私が研究アイデア整理用に使っているメインノートで、深緑の革カバーを付けたもの。随分前から愛用しているモンブランのレーシンググリーンインク(現在は廃盤。駆け込みで買ったストックを大事に使用中)と、会議・出先のメモ用に使っている測量野帳の影響で、ノートと言えば深緑という刷り込みが完成してしまっているんですよね。だから、MD<新書>ノートに合わせて革カバーを新調する際も迷わず深緑にしました。でー、今回お絵描きグッズを物色しているときにたまたま見つけたユニボール ワンのグリーンブラックがあまりに好みの色過ぎて、最近使ってなかったノートバンドを急遽引っ張り出して、ノートと一緒に持ち運ぶことにしたのです。このグリーンブラックは、セーラーのロフト限定・野帳グリーンインクにモンブランのレーシンググリーンを少し混ぜたような色で、すごく良い。替芯が黒、赤、青しかなく使い切りになっていまうので、ちょっと多めにストックしとかないと、という気になるくらい気に入っています。

今回のお絵描き熱は、ルール無用のお絵描きデスマッチではなく、着色はマルチ8しか使わないと決めています。だから、この深緑の革の色を出すのに相当苦労しました。でも、8色の色鉛筆と鉛筆を組み合わせれば、大抵の色は(印象ベースで)出せるんですよね。原理的には3色あれば何でも作れますが、理想と現実は違うので、実際に色を作るのは大変な作業なのです。だからこそ、それがうまくハマった時に嬉しいのです。

妻から「何を目指してんの?」と言われてもメゲません。というか、目指してるわけじゃないのですよ、わかってないなぁ。描きたいから描いてる、ただそれだけ。研究も、もちろん学術的な意義とか社会への貢献とか色々ありますが、最終的にはやりたいからやってるだけ。それができるのが喜びなのです。ということで、現実に戻りましょう、はい。

2020年03月20日 (06:07–06:36 a.m.)

今宵、東京でサイエンスカフェイベントを開催する予定だったのですが、さすがに今の状況では延期せざるを得ませんでした。安全第一。

最近、お絵描き用に集めていた黒ペンが一通り揃ったので、ひっさしぶりにお絵描きしてみました。モデルはこの前動物園で見てきたレッサーパンダ。アライグマではありません。凄い望遠レンズを構える人達を脇目に、たった一人広角レンズで撮った写真を拡大してスケッチ。カメラ本体の画素数がやばいので、どアップに切り出しても結構キレイで助かりました。太さの違う3種類の黒ペンでスケッチし、マルチ8の色鉛筆と鉛筆シャープで着色。かかった時間は4時間くらいでした。久しぶりかつ4時間程度にしてはよく描けてるでしょ?

2020年03月18日 (03:44–04:42 a.m.)

明日は年休なのでちょっとゆっくりお絵描きしつつ文具ネタ。ミニマリスト志向は続いていて、年明けからずっと探していた理想的な通勤カバンも見つかって(結局個人作家さんへの特注)入れる荷物を整理していたんです。でも、リクエストした内寸 8 cm の「マチ」がいい塩梅に色々入るので、結局大きめのペンケースを2個(4本差しと「つくし」)、大きめのペンシースを1個(5~6本差し。こちらも個人作家さん作品)、1本差しペンケースを2個も持ち運んでしまっています(これでも厳選した結果)。今回は大きめペンシースの「スタメン」を紹介しようと思います。

最初は色ペン用にしていて、ジューズアップの赤・ブルーブラック・茶とプラマンの限定色3色を適当に入れてたんですが、試行錯誤の末、お絵描き用のペンをまとめることにしました。スタメンは、ジュースアップの黒(0.4 mm)、筆ペン・瞬筆(小筆)、ジェットストリーム・エッジの黒(0.28 mm)、色鉛筆・マルチ8、鉛筆シャープ(0.9 mmの2B)、シグノの白(1.0 mm)。マルチ8は、つくしペンケースに入れてるだけで満足してたのですが、ラフなお絵描きに使ってみるとこれがなかなか楽しいのです。本格的な色鉛筆画用の色鉛筆セット(私が好きなのはやはり水彩色鉛筆)に比べると書き味も色乗りも決して良くはないものの、使い方を工夫すればちゃんと塗れます。これと鉛筆シャープと細字の黒ペンでちょっとしたものは何でも描けてしまいます。楽しいぞ。

年度末の締め作業もだいぶ落ち着いてきて、あとは報告書とシラバスくらい。あ、初めてのドキドキ特許申請もありました。最近売れっ子で色々なところからお声がかかるので、ちょっとまた短期と中長期の計画、ラボの成長戦略をアップデートしないといけません。こういうのはだいたい頭の中にあるのですが、それをいきなりカチッとした書類にしようとするとしぼむ気がするんですよね。やはり紙とペン最強。ノートに自由に書きながら整理するのが一番クリエイティブな気がします。よね。

2020年03月17日 (03:36–04:13 a.m.)

どこにも行けない人達のストレスを緩和すべく、リコール対応で薬院のディーラーにきたついでに、久しぶりに動物園に連れて行ってきました。エントランスが劇的にオシャレになっていて焦った話とか、動物園で撮った写真の話とかは後日するとして、道中で撮ったスナップとそこから拡がる感傷の話を少し。

春は別れの季節なのに、キャンパスはまだ冬で、自分は年度末進行で、色々な感情が渦巻いています。「長年維持してきた独自ドメインは価値があるから契約を更新しろ」という連絡を尻目に、写真サイトを運営してきた日々を少し振り返ってみたり(でも更新しないんですが)、上の何気ないスナップから数年前のアメリカの郊外でしばらく足止めを喰らったことを思い出したりしてみたり。自分一人で行く気楽な出張も楽しいですが、同僚やスタッフや学生さんと行く場合は、トラブルも含めていい思い出が出来ます。そして、自分の中に蓄積されてきた色々な「原風景」を少し思い出してみたり。私はほとんど過去を振り返らないのですが、気分に余裕がある時には少し振り返ることがあります。そういう写真を引っ張り出すのではなく、そういう原風景を今の日常から切り取っていくのは良いかもと思ってみたり。

有り難いことに、いま色々なところから声がかかっていて(自分からかけたりもしていて)、新しい展開が控えています。もう一段階、ギアを上げていきます。

2020年03月12日 (04:15–04:35 a.m.)

終わりました~、学術変革領域研究(B)の応募が。もっと若手だった頃、無謀にも新学術領域に代表で応募したことが一度あったのですが、その時に比べると遥かに革新的な上に実現可能性が高く、コンパクトで良いものになっていると思います。これくらいの規模が一番グイグイいけてかつ一番楽しいと思うので、この領域の新設は良かったと思います。採択されれば、ですが。私に気を遣って来なかったであろう人達の研究相談もしっかり受けるので、どうぞ~。

写真は2月23日の小戸公園の桜。桜って見るとあーキレイだなぁで良いんですが、撮るのは本当に難しいのです。もちろん写真的なセオリーは色々あるのですが、「自分の桜」を撮るのが難しいのです。なので、平凡すぎて悲しいですが、トリミングで整理しまくってとりあえずキレイめにしたのを置いておきます。

2020年03月07日 (04:09–04:58 a.m.)

学術変革領域研究の応募書類がようやく仕上がってきました。まだまだ推敲していきますが、あとは基本的に班員の先生方待ち。採択してくれたら新風を起こせますから、これ。応募書類を書いている時はとても大変で首肩腰がガチガチになりますが、短期間で研究計画がぱぁーーっとまとまっていく様は快感でもあります。議論したり説明したりしているときにふと新しいアイデアが出てきたりもしますし。ただ、論文と同じで、落とされると「何もなかったこと」になるのはシビアです。報われますように。

少し落ち着いたので例によって文具ネタ。まだまだ「つくしペンケース(革)」の運用完成形を追い求めています。パイロット・リッジの切替の感触がどうも納得行かず(これが2000円くらいならまぁ良いかとなるんですが・・・)、多機能の細軸をあれこれ探しました。それで辿り着いたのがステッドラーのアバンギャルド(スノーホワイト)。細さ優先で、緑を捨て、黒赤青とシャーペンの4機能で手を打ちました。黒赤青の4C芯ならジェットストリームも使えるので、原点回帰で入れ替えて。ステッドラーの芯は酷いものでしたが、ジェットストリームはさすがの一言。この書き味ですよ、これ。肝心のボディはと言いますと、ステッドラー・アバンギャルドは軽くて振り子式の切替も確実で上々。内部がカチャカチャ言うのは噂通りアレですが、筆記時は安定してますし、良いですよ。費用対効果も。ということで、早々にスタメンを入れ替え、写真の通りになりました。もう1つ、運用を変えたこととしては、ペンケース内部の帯にペンのクリップを挟まないようにしたこと。固定感は弱まりますが、キレイに収めるとより薄くピッタリハマります。そして、取り出しやすくなったのが大きい。つくしペンケース(革)は、内部のポケットや帯も革+生地なので、厚みが増していることだけが不満でした。特に帯は、クリップが挟みにくく外しにくい上に革に傷が付きがちなので、生地だけにした方がいいと思うんですよね。今度こそ完成でしょう。

2020年03月04日 (03:56–04:26 a.m.)

学術変革領域研究の応募書類を書いています。行くところがなく朝ダラダラしてる私以外の家族に「親愛なるヒマ人間の皆様、ごきげんよう、さようなら」と言って職場に向かうのですが、大学の自室に籠もって書類を書く方がはるかに集中でき、50インチ大画面×2ではるかに効率的です。比較的雑用の少ないこの時期に分散して科研費があるのも悪くはないですが、比較的ゆったりしているように感じられる周囲の人たちとは違って一人追い込まれているように感じるのはちょっと微妙です。まぁ、頑張ります。

写真は、少し前に息子と公園に行った時に撮った一枚。SEL1635GMは噂通り凄いですね。α7R IVだとトリミング耐性が非常に高いので「ツブシ」がきくのですが、16 mmはさすがにディストーションが強く、特にワイド側はトリミング前提では撮れません。というか、そんなヤワな覚悟では写真は撮らないんですけども。撮影時のフレーミング絶対主義なので。自然でも、人工構造物でも、屋外にあるものって強いです。『生きている』ですね。荒廃してしまっていても、存在すれば生きている。そろそろ寝ます。

2020年03月03日 (04:30–04:38 a.m.)

振休を取ってもみんな家にいるしどこにも行けないし、ということで、家で予算の申請書を書いたり勉強を教えたりダンボール工作で冨岡義勇の日輪刀を作ってあげたりしてました。そんな中で個人的に良かったのが、最近買った無印良品のBGM24。この曲とっても良いんです。キャナルの無印の本屋さんでまったりコーヒーを飲みながら本を読んでいる「気分」になれます。単なる店内のBGMというだけでなく、なんかこう、申請書を書いたりする時にずっと聴いてて邪魔にならずかつ飽きない感じ。しばらくヘビロテします。

2020年02月28日 (02:22–03:59 a.m.)

2月末までのToDoリストが片付いたのでようやくホっと一息、やっと振休も取れます。3月は締め切り間近な予算の申請書と論文の投稿が待っているので、実は全然ホッとしてはいけないんです。そして、新型コロナ余波と本格シーズン到来の花粉症であまり出歩くこともできず、ストレス溜まりがち。そんな時は文具ネタでしょう。

万年筆愛用者の私が最近密かにハマっているのが、実は多機能ボールペン。特に4色のボールペンとシャーペンが1本になった5機能ペンは、かなり万能な上にミニマリストにはもってこい。万年筆使いとしては1本1機能が基本なので、1本にてんこ盛りで詰め込んだ多機能ボールペンがこんなに便利だとは思いませんでした。とは言え、文句がないわけではありません。

しばらく「つくし」に入れてスタメン扱いだったのは、三菱鉛筆のピュアモルト。既にボールペンインクはジェットストリーム信者だったため、0.7 mm芯が使えて5機能ペンで少し高級なものとなるとほぼこれ1択でした。確かに使いやすいし、書き味も良好。ただ、使えば使うほど、あの尻軸の羽みたいな部分が気に入らなくなってきました。つくしペンケースを圧迫しますし、切り替え時にカチャカチャ言うのもあまり良くない。

そこで新たに導入したのが、パイロットのリッジです。しばらく前に、店頭でアクロボールを試し書きして、アクロインキの書き味にもかなりの好感触を得ていました。さらに、高級ラインかつ細軸かつ回転切替式がある、となれば買うしかないでしょう。ただ、今回は通販で試し書きをせずにリッジを買ってちょっと焦ったことがありました。軸は細身で高級感がありとても良かったのですが、「赤」のところで回転切替が若干引っかかることがあり、また、筆記時に若干のガタツキがあったのです。引っかかりは使っているうちに少なくなってきた気がするのと、ガタツキもたまに気になる程度で、アクロインキの発色はジェットストリームより鮮やかでなかなか良いので、まあ良しとします。ただ、国産多機能ボールペンとしては高いクラスになるので、もう少し作り込んで欲しかったという気はしますね。

2020年02月21日 (03:42–04:22 a.m.)

審査や成績評価は一通り終わりました。一寸小休止、と言いたい所ですが、まだまだやることは沢山あります。新型コロナも気になりますし、花粉が飛び始めて鼻の不快感が急上昇しているので、ゆっくり写真を撮りに出かけたいという気分にもなれないのが残念です。ちゃんと処方薬を飲んでいるので少し軽くなっているとは言え、この時期のQOL低下はたまりません。ニューロフィードバックで花粉症を軽減できないだろうか・・・

医学部・飛松教授の最終講義に出てきました。まとめてお聞きしたことのなかったこれまでの経緯と研究活動の全容、そして Be a Master! というメッセージなど、必死にメモを取りながら聴いてきました。「受け持った患者さんを徹底的に診て、患者さんからも学ぶ」という言葉には重みがありnon-MDの私にはできないことですが、私はこれを学生さんに当てはめたいと思いました。あと、あの白衣の先生達が沢山集まる医学部の雰囲気は、いつも緊張します。最終講義を聴きに行っただけなのに。でも、久しぶりお話できた方も、お話できなかったけどお見かけできた方も、初めてお見かけする方も、ちょいちょいお会いしている方も大集合で、やはり行って良かったと思いました。

2020年02月08日 (07:49–08:48 a.m.)

繁忙期です。仕方がないとは言え、この時期はとにかく色々重なります。修論主査と大勢の審査、博論副査3件、授業の成績評価複数、共同研究の仕上げ、予算のやりくり、進行中の学生の実験等の指導と対応、テクニカルスタッフの募集、取材や執筆依頼の対応、倫理委員会のお仕事、来年度に向けての種々の準備、新たな共同研究の調整、予算申請の準備、論文作成の準備、学会や論文誌関係のお仕事、えーっとえーっと・・・。だから、関係者からのメールが遅れたりしても察します。私は恩師の教えを守ってできるだけ速く返す事を信条にしていますが、それでもダメな時は少しは遅れます。

繁忙期です。多分、学生が想像しているより10倍、ポスドクが想像しているより3倍は働いています。眼精疲労と首・肩・背中・腰のコリと右耳の耳鳴りと左手首の腱鞘炎も、そりゃあ出ます。それぞれ対処しつつ意外に頭痛がないのが救いです。平日はかなり変則睡眠ですが、休日はしっかり睡眠時間も取れています。総じて健康で体調は良く血液もサラサラで頭は冴えているので大丈夫ですが、ストレッチや小2男子による踏み踏みマッサージより簡単確実に全身のコリがほぐせれば言うことなしです。5年ほど前に基本アイデアは完成している『画期的マッサージ機』の開発に本気で乗り出したいくらいです。アイデア出しと脳科学的評価はやるので、共同で開発してくれるマッサージチェアメーカーさんが現れることを祈ります。

繁忙期です。だからこそ、精神的現実逃避も必要です。ということで、この前から思案し続けていた仕事文具スタメンが今度こそ固まりました(ここでようやく上の写真)。何度もそんな事を言ってきたと思いますが、今度こそは大丈夫(のはず)です。一番腑に落ちる布陣です。真ん中にあるのは関係者にはお馴染みのつくしペンケースで、中身は変わっていません。はい、ガワが変わりましたね!鋭い!!革バージョンになりました!!!右のMDノートとそのカバーもしばらく前から変わっていません。問題は左で、しばらく仕舞っていたNAGASAWAのキップ10本差しをまた引っ張り出し、カジュアル使いのペンたちをごっそり入れて持ち出す事にしたのです。ここで、伊達巻きスタイルにせずパタンと2つ折り(ペン同士の収まりを考えてペン半分だけずらしている)にしているのがミソです。あースッキリ。気持ちよく決まりました。

2020年02月06日 (01:20–01:52 a.m.)

「あとはオンラインで会いましょう」で続けてきた修論の添削もそろそろ終わります(よね?)オフラインでは、阪大・藤田研スタイル(当時)での論文指導をウチでも続けていて、スクリーンに映して一緒に見ながら議論しながら直していくのですが、さらに直接共同編集ができるGoogle ドキュメントはなかなか便利です。ただ、あまりに細かい履歴を何人も同時につけていくとそれを確認するだけでも一苦労なのと、共有されている側はバージョンの管理がやりにくい(ちょっと前のバージョンで書いていた文章を引っ張ってきたい時とか)ので、運用には工夫が必要ですね。また、Google のツールはある日突然仕様が変わったり終わったりする危惧もあります。大学が契約しているOffice 365(OneDriveは遅いし、Wordは使いにくいので期待はできないですが)や、費用と容量の問題から使わなくなってしまったDropboxなども再検討する余地はありますが、Google ドキュメントが現実的なのかなぁという気もします。さぁ、もうちょっとやって寝よう。

2020年02月03日 (02:51–03:25 a.m.)

先週はあまりに色々な事が重なってここに書く余裕が全くありませんでした。昨日は回文な日付の20200202だったので書こうと思っていたら、娘のテスト勉強の質問に答えたり、修論をチェックしたり、倫理委員会のお仕事をしたりしているうちに日付が変わっていました。無念。

ミニマリストとしてのマイブームは冷めやらず、相変わらずいかに通勤バッグをスリムにできるか、を追求しています。極限まで減らそうと思えばサコッシュ通勤が可能なんですが、出先で満足な仕事ができることが必要条件なので、まずは13.3インチのノートPCが入る必要があります。現在愛用中の富士通LIFEBOOKは、なんと言っても700 g程度という超軽量が素晴らしい。ノートPCの軽さは七難隠します。13.3インチというサイズはほぼA4クリアファイルということもあって、よく出来ています。そこに、ノートやペンケースや財布や鍵類や折りたたみ傘を入れれば完成なんですが、バッグの中の収まり具合、取り出しやすさ、何かを取り出した後の安定感を満たすことが十分条件となるので、問題はそれなりに複雑になります。収まり具合という意味では、バッグインバッグも良いのですが、それで嵩張っては本末転倒。色々試行錯誤して、解が見えてきました。今特注しているバッグが届けばその全容をお見せしたいと思いますので、マニアな方はお楽しみに。

2020年01月27日 (01:27–02:01 a.m.)

非定期的に晒しているモノ作り系。左は久々に作った自分自身の脳みそ模型(ほぼリアルサイズ)。右は息子にせがまれてやったストロー工作(一緒に作ったのは飛行機)の一環で作った習作。手を動かして何かを作るのは楽しいです。左は3Dプリンタだから手を動かしてないだろ、とツッコミがきそうですが、プリント後にサポート材を取り除くのはかなり大変な手作業なのです(そしてその作業が結構好き、その時のABSの匂いも割と好き)。

土曜日に学会があって、日曜日は家でゴロゴロ息子と遊びながら、普段買えないウイスキーや気分が上がる文具を、還元されたポイントで注文したりしていました。明日からまた忙しくなるので今日はもう仕事はしないで、趣味についてふと考えた事を少し書いてみます。今の趣味マイランキング、上位3つは写真と文具とウイスキー。写真は、撮影という行為、カメラという道具、自他の鑑賞全般と一番幅広いです。文具は、もちろん使うことが前提で使う時に喜びを感じるのですが、そのためにこだわり抜いて選定して所有しているという事の意味が大きいです。そしてウイスキーはもう完全に飲むという行為。香りと味わいと余韻。今回注文したのは、アイラの中で最近一番好きなアードベッグ、その中で初めてとなるウーガダール。コリーヴレッカンが激ウマだったので、こちらも期待大です。

2020年01月24日 (00:10–01:18 a.m.)

スタメンが固まった!と思いきやすぐに問題が発生したため若干入れ替えました。シグノのイラスト・黒紙用ホワイト(顔料ゲルインク1.0 mm)は修正ペンとしては不十分(細い線なら良いけど太い線だと修正しきれない、水性インクだとにじむ等)で餅は餅屋ということを実感したので、ミドリの極小 XS 修正テープを再投入しました。位置を色々変えてHDMI-VGAアダプタを底に入れると若干のスペースができたので、そこに陰の相棒であるゼブラのミニボールペン SL-F1 mini をこれまた再投入。これと測量野帳との組み合わせは、海外の学会などで会場を動き回りながらメモを取る時に最強なのです。ということでこれでとりあえず固定。万年筆好きは変わりませんが、三菱鉛筆のPURE MALTの万能感に最近やられています。滑らかな書き味がとても良く、4色使え、さらにシャーペンと消しゴムまで。なぜ今まで使わなかったのか、と思ってしまうほどです。

ちなみに、左右に置いたペンケースは、私が持ち出す最高級ライン。どちらにもモンブランとペリカンの万年筆が入っています。右には149のFとM、M1000の今となっては貴重な平研ぎBとM800の限定茶軸の丸研ぎB。左には、ルージュ・エ・ノワールのFとM101Nの鳴きニブのM。どれも良いのですが、抜群の安定感と絶妙な書き味で絶対的な信頼を置いているのは149のFとM101NのMです。万年筆は個体差もあり本当に微妙な相性というのがあるので、あくまでも私とこの個体との場合です。ちょっと走らせるだけで気分が上がるペンがあるというのは幸せなことです。

2020年01月18日 (04:00–04:55 a.m.)

帰宅すると注文していたものが色々届いていて気分が上がりました。で、最近思案していた「つくしペンケース」の中身の構成方針とスタメンがようやく固まったので、解説しつつ晒してみたいと思います。

しばらく趣味と実用の狭間でふらふらしていましたが、今回思い切って実用側に振り切ることにしました。まずボールペンから書くと、これまでは絶大な信頼を置くカランダッシュ+ゴリアット芯一択でしたが、最近はジェットストリーム信者になってしまって、高級ラインから実用ラインまでジェットストリーム芯のボールペンが席巻しております。なんと言っても油性で書き味が滑らか。これはカランダッシュのゴリアットに通じるものがあるので納得しています。つい最近、エッジなる0.28 mmのボールペンを入れていましたが、流石に細すぎて速記には向かないためスタメンから外しました。私の場合、ジェットストリームは0.7 mmが最も塩梅が良いです。出ているボール径のサイズは全て試した上での感想です。そして実用側に振り切るため、4色(黒・青・緑・赤)の0.7 mm芯とシャーペン(0.5 mm芯)が入った5機能(内蔵消しゴムを入れると6機能)のPURE MALTを導入。ウイスキー好きがこれを使わないでどうする、という逸品です。万年筆は、キャップレスのマットブラックをずっと入れています。ニブはEF、インクはロフト限定「コクヨ野帳グリーンインク」を少し薄めて使っています。そして、ずっと迷っていた修正モノは、シグノのイラスト・黒紙用ホワイト(顔料ゲルインク1.0 mm)にしました。これは本来は修正ペンではないのですが、修正ペンとして十分成立する上に使い勝手がかなり良いです。あと、実用側に振り切るための多色ペンの一環で、ぺんてるのMulti 8(8色・色鉛筆ホルダ)を2本入れ替えて、赤・青・茶・橙・黄・緑・桃・紫で使っています。あとはシャチハタ・ネームデュオ(浸透印とアクリル印のハイブリッド)とUSBメモリ2種(暗号化済の128 GBと普通の8 GB)とコンパクトなHDMI-VGAアダプタ。極めつけは、釣り用品のベルモント・エクシードカットⅡ(ハサミに50 cmのメジャが付いたもの)。これに測量野帳を加えて完成。これとノートPCがあれば大抵のことはできます。

やっぱり文具って楽しいです。特に日本メーカーの技術力、探求力は素晴らしい。安価で高品質で凄まじいバリエーションを誇る日本の文具が使える日本の子どもたちは得してますよ。ただ、高級ライン(特にデザイン)は海外メーカーが素晴らしいので、「わかってる」人が様々なしがらみを抑えてもっと積極的に出してもらえるとありがたいですね。

2020年01月17日 (01:44–02:08 a.m.)

私は一人でいる時、趣味や家族のことを考えている時以外は、基本的にずっと仕事や学生やスタッフや研究のことを考えています。研究のアイデアや戦略を練るのは楽しいですが、それ以外は大抵悩んでいます。色々抱えていますから。中堅の大学教員として。打開していかないと。

2020年01月14日 (03:34–04:17 a.m.)

写真について語ろう。今回載せたのは、いま自分のPCの壁紙に使っている写真。散歩がてらお詣りがてら遊びがてら、息子と一緒に行った小戸公園での1コマです。以前にも書いたように、私は原則として「撮影時フレーミング絶対主義」を貫いているのですが、最近写真の撮影後の扱いが変わってきて、割と柔軟になってきています。写真サイトを閉鎖し、オフィシャルな発表の場を設けない現状、唯一自分の写真とじっくり向き合うのがPCの壁紙なんです。「写真は『量』で見せることが絶対的正義」の信条は持ちつつ、こうして1枚とじっくり向き合うことも良いもんだと改めて思っています。1枚をじっくり見るためには、とことん瞬間を厳選した上で、フレーミングや露出や色味を改めて追い込む必要があって、そうすると長時間の鑑賞に堪えられるものになるからです(一般的にはこっちが普通)。そして、柔軟に後処理をすることで、撮影時には見えていなかったものを発見することが、実は多いのです。「撮影時フレーミング絶対主義」的には失格なんですが、偶然と発見こそ写真の醍醐味であることも事実なので、まあ良いかなと。だってこの人の並びって絶妙じゃないですか。この並び、この感じは、沢山撮った中でたった1枚だけのカットで、さらにそこから大胆にトリミングをし直さないと実現できなかったもの。色々想像できるのも楽しいし逆光の感じも良い。この光線状態なら手前はかなり暗くなるはずと気づいたアナタは鋭いです。そうならないでまとめるためにRAW現像で調整していますが、覆い焼きや焼き込みといった部分的なレタッチはしていません。自宅で暗室ワーク(デジタルじゃなくてアナログの方)をしていた頃は練習でやったこともありましたが、あまり好きではありませんでした。部分レタッチをしないで、DROの調整等で済ませるのがちょうど良い塩梅でしょうね。絵を描いていた時もそうだったように、やりすぎると破綻してしまって、結局ボツになってしまいますから。次に壁紙を変える時まではしばらくこれでいきます。

ちなみに、最近この「雑記」に時刻表示をつけるようにしました。最初は書き終えた時刻だけにしていましたが、書き始めの時刻も書くことで、私がどれくらいの時間をかけてこの文章を書いているのかがわかって面白いかなと。雑記なのに結構推敲しているのです。雑記なのであまり論理性は追求せず、話の腰はふらふらしていることもありますが、それは敢えて。

2020年01月13日 (07:51 a.m.)

突然ですがバックアップは重要です。私は、重要なデータは常に二重以上、時間差で三重、四重のバックアップを取っているのですが、気を抜いたときにこそ想定外のことが起こるものです。今回はブックマーク。恐らくもう1年以上、メインのUAをVivaldiにし、デスクトップPCとノートPCで設定を同期させ、さらにブックマークはiCloudにも同期させて便利に使っていました。最近、恐らくiCloudが悪さをして、ブックマークがやたら重複するという嫌がらせを受けることが増えてきたので、多少不安を抱えつつもランデ・イントで一掃するようにしていました。が、何かのハズミで、ブックマークが綺麗サッパリ無くなるというハメに・・・。ブックマークだけでなくフォルダが重複するようになって、空のフォルダを消したりしているうちに競合が起こって全部消えたのかもしれません。同期は確かに便利ですが、一つコケると全部コケるという危険性をはらんでいて、今回ノートPCとiPhoneからの復活は不可能でした。デスクトップPCのVivaldiは多分まだ大丈夫なので、同期前にネットワークを遮断してブックマークのバックアップを取り、ネットワークに繋いで同期後に復活させるという方法があることはありますが、連休明けまで待てないので、OneDriveに保存していた直近9月のバックアップを復元して再構築・再整理したのでした。当然、最近追加したものは復活できないのですが、ランデ・イントの削除履歴を見ればほぼパーフェクト。癪なので、消える前より気持ちよく整理し直してやりました。ブックマークのバックアップも、少なくとも週に1回くらいは取っておくべきですね。

ちなみに、上の写真は、ドイツのドルトムントに行った時に立ち寄った現代美術館の中。営業中のはずなのに受付が閉まってるのはおかしいなぁと思って、近くを通った職員らしき人に聞いたら、「いま改装中でこんなになってるのよ」と見せてもらったフロア内部の様子なのです。綺麗サッパリ繋がりで。

2020年01月10日 (03:53 a.m.)

やっと特注ノートカバー(緑・国産フルタンニンレザー)が届いたのでお披露目します。今後、研究アイデアノートはMDノート<新書>でいきます。左はつくしペンケースで、中には会議や出張の持ち出し用ノートとして測量野帳が入っています。右はMDノート ライト<新書>に、オンラインストア限定のオリジナルノートカバー(茶・コルドバ紙)をかけたもの。この佇まいもなかなか良いです。

2020年01月07日 (04:08 a.m.)

昨日から始まりました。そして早々に定期検査と博士論文の予備審査。そして今日はシス生のEE授業と研究指導。明日もてんこ盛りだし、明後日は課題協学だし。金曜日に大事な打ち合わせと自分が担当のJC発表。年度末まで怒涛のスケジュールですが、頑張っていきます。

そう言えば、私は年始に(ネットで)レゴを買いました。写真左に写っている、レゴ・アイデアのNASA アポロ計画 サターンV。息子がサンタ氏から大物のレゴをもらって夢中になって組み立てている姿を見て、自分もやりたくなって。いやぁ、これはいい買い物でした。ガワだけじゃなく、中身までしっかり作り込まれていて、作るも飾るも満足度高し!2002年、生涯初となるアメリカ出張でオーランドに行って、若かりし指導教員から「岡本ナビやって」って地図に乗っていないケネディ・スペースセンターまでのナビを任されて、フリーウェイの出口を間違えて(だってレンタカー屋でもらった地図に載ってなかったんだもん!当然スマホもカーナビも無いし)、迷って怒られながらも辿り着いて見たロケットの記憶が蘇ります。

定期検査は、持病の痛風の。アルコールは飲みますが、ペスコベジタリアン生活でプリン体も控えているため、少量の薬で尿酸値をコントロールできていて問題なし。お酒も普段は少量なのでトリグリセライドも問題なし。が、LDLコレステロールがまさかの異常値。年始に好きな「数の子」を食べまくったのと、最近たまに卵を食べるようになった(避けきれないケースがあるので)のと、結構「量」を食べてしまいがちなのが良くなかったのかなぁと(普段しない間食も年末年始はしがちで)。仕事も始まったのでまた摂生していきます。でも、尿酸値と同じでLDLコレステロールも体内の合成量が多く遺伝的要因も強いので、悩ましいところはあります。

あと、研究アイデアノートをMDノート<新書>に切替完了しました。これについてはまた後日。

2020年01月05日

久しぶりにスナップしてきました。3日に家族と出かけた際に90分ほどα7R IVで。高コントラストの黒白で「影」ばっかり撮っていた頃と打って変わって、スタンダードカラーで画面全体平均測光にDRO: Lv5という設定で。コンセプトとしては「『陰』に光を当てる」で、撮影直後にDROの効きを僅かな時間差で確認できるのも楽しかったのですが、上がりを見るとちょっと違う気がしてRAW現像で結局こうなってしまったわけです。私は基本的に「撮影時のフレーミング絶対主義」でRAW現像でトリミングすることは(そして、色設定を変えることも)あまりしないので、後で確認してもちゃんと切り取れている事が多いのですが、たまに端っこに要らないものが残ってしまっている事があったりします。16:9で撮ってもRAWでは3:2=16:10.7で記録されている(つまり短辺が約119%記録されている)ので、長辺を保ったまま短辺だけ後でフレームを少しずらせるのは助かることもあります(実際、上の写真はRAW現像でほんの少しだけフレームを上にずらしました)。とは言え、コンセプトと仕上がりの満足度を一致させて撮りたいものを撮りたいように撮っていくのは難しいなぁと改めて思った次第。陰に光を当てるコンセプトと、シャドーに落として画面を整理するのではなく見えている画面全体で勝負するという態度はやはり当面継続しようと思っているので、満足度が付いてくるように精進していきます。

2020年01月02日

明けました。なんだかんだで去年は初詣に行けず、ずっと後ろ髪を引かれる思いをしていたので、今年は元旦に行けて良かったです。年末に買ったビールの抽選で神泡サーバーを当ててから良い運気を感じているので、今年の運勢は絶好調ということにしました。こういうのって結局プラシーボだと思うので、その拠り所があれば良いのです。今回は神泡サーバーと、元旦に近所の神社で買った縁起物の河童面をそれに。今年はさらに飛躍するので、よろしくお願いいたします。

2019年12月31日

冬休みに入りなんとか年賀状仕事も終わり、数日前から気分は既にお正月モードです。で、ここ数日久しぶりに夢を見ています。夜中に起きても書斎に行かず(今日は来てますが)、そのまま朝遅くまで睡眠。それで、何度もREM睡眠に突入できるくらいの睡眠時間を確保できたということでしょう。見事に変な夢を見ています。逆に言うと、平日はいかに睡眠時間が短いかということですね。さらに言うと、それでナルコレプシーにも睡眠麻痺にもなっておらず、スッキリ早起きで朝ごはんをモリモリ食べるので、悪い睡眠ではないのでしょう。睡眠研究は数年やった程度の素人ながら、睡眠と夢の不思議を改めて感じたここ数日でした。

これまでの冬休み前半で、一つ大きな変革を決意したことがありました。それは・・・ノート。2017年の10月頃からA4の1/3サイズ(A4/3)ノートで有名なプラスのカ.クリエを使い始め、キョクトウ(現・日本ノート株式会社)のcamino・A5スリムに浮気しつつも、しばらくこのサイズで研究・会議・出張の全てを対応していました(授業ノートは今でもカ.クリエを使用中)。その後、2018年9月頃からコクヨの測量野帳を使い始め、一旦は野帳に全面移行していました。野帳では万年筆のインクが裏抜けするので、インクを薄めたりボールペンを多用したりして野帳ライフを送っていましたが、万年筆を思い切り使えない事に耐えられなくなり、2019年8月にA4/3に一部復帰しました。一部というのは、研究のアイデア整理などに特化したということで、会議や出張は野帳を使い続けており、ノートの役割分担をすることにしたのです。それで納得していたのですが、徐々にサイズに不満が出てきました。野帳はつくし文具店のつくしペンケースに入れて持ち出すので、それと合わせて研究ノートも持ち出すと、A4/3は高さが高すぎるのです。研究ノートもつくしペンケースと同等のサイズなのが理想。そして何気なくネットを調べていて、ミドリのMDノート<新書>に辿り着きました。このノートと野帳(+つくし)の組み合わせかつ役割分担は現時点のベストで、物凄くしっくりきています。176ページの1冊持ちにするか、48ページ・ライトの2冊持ちにするかはまだ迷っていますが、まずは前者で行くべく、カ.クリエの時にもお世話になった作家系の革雑貨メーカーさんにカバーを注文しました。そして研究ノートはこれまで同様通し番号を振り、会議・出張ノートは西暦と年内の通し番号を振るというスタイルに。これでいい感じです。研究者や学習者向けの文具のコンサルテーション(や企画)なんかも求められればいい仕事しますよ。

2019年12月27日

"BEER is Made With HOPS. HOPS is A Plant, therefore BEER = Salad." 見事な酒飲み的三段論法。主原料は大麦だろとか、'HOPS'は複数形だから'are'だろとか、三段論法なら「ホップは植物」が先だろとか細かいことを言ってはいけません。だって酔っ払ってるんだから(笑)

それはさておき、今年ももうすぐ終わります。実は今日は振替休日なので、既に仕事は(出勤簿上は)納めました。振り返ると、今年は2回海外に出張しました。上の写真は久しぶりに訪れたシカゴでの一コマ。初めて行ったドイツも楽しかった。もう少し現地で色々な所に行けたら良かったなぁといつも思うのですが、ホテルで仕事もするとは言え、日中は学会や国際会議に出て発表したり、純粋に聞きたい発表を追いかけたり、研究だけの事だけ考えたりするのはまぁ幸せな時間であります。

今年最後のケジメとして、長らく放置していた研究業績に、研究室設立以降の情報を全て掲載しました。それなりに大変な思いをして準備をして無事に発表を終えるとそれで終わった気になるので、ついつい業績の正確な記録は後回しになってしまいます。況んやアウトリーチ活動をや。新しい研究を始めるのと合わせて、きちんと社会にも還元していかないとと思っております。という訳で、春頃に東京で小ぢんまりとしたサイエンスカフェを企画中。詳細が決まりましたら告知します。

2019年12月25日

もうすぐ仕事納め。ですが、年明けのスケジュールが既にビッシリなので、浮かれても遊んでもいられません。年賀状もまだ全くの手つかずです。普段お会いできないお世話になった方々へのせめてものご挨拶にと毎年(元旦からやや遅れるものの)お送りしているのですが、年々その作業時間(と心理的な余裕)が取りにくくなってきています。ここ5年くらい、今年こそは「年賀状引退宣言」をしようと思いながら、結局できていません。というか、年賀状仕事の丸投げは本当にやめてくれ!!(ここに書くことではないのですが・・・)

2019年12月22日

年の瀬です。年の瀬になるとなぜか色々重なってきます。日本の大学の決算月は3月なので12月末に色々詰め込む必要はないのですが、次年度の計画立案にちょうどキリの良い時期なのかもしれません。とは言え、年が明けると学位論文シーズン、その後、成果取りまとめと研究費決算シーズンとなり、エフォートが火の車です。期待していた助成金が不採択だったので、そちらも新たに応募しないといけません。ウチは学生の興味を最優先に研究テーマを決めるのが譲れないポリシーなので、マンネリ化せず刺激的な研究が続けられ、企業には興味を持ってもらえる事が多いです。一方で、統一的な「狭い」テーマでの積み上げが少なくなってしまうので、公的な予算が獲得しにくいのかもしれません(言い訳)。いや、まだまだ修行が足りないということですね。精進します。押忍。

写真の左下は、金曜日に発売になったばかりなのにネットでは軒並み売り切れていたジェットストリーム・エッジ(リアル店舗で確保)。0.28 mmの油性ボールペンはまさに異次元です(こういう高い技術力でなし得た意欲作は大好物)。普段遣いの万年筆は太めのニブが多いのですが、軸はどんどん細身が好みになりつつあり、普段遣いのボールペンはしばらくゴリアテ芯のカランダッシュ一択だったのですが、ジェットストリーム芯のポスタルコに惚れ、ジェットストリーム芯が使えるボールペンを3Dプリンタで自作したりしているうちに、ジェットストリーム信者になってきました(好みは移り変わるものですね)。そして、測量野帳とセットで持ち出すには、極細芯との相性が良いとの判断で導入しました。流石に細すぎてジェットストリームの滑らかな書き味が無いのでまだ慣れませんが、0.28 mmでちゃんと書ける油性ボールペンは驚きです。

同日追記。モノクロモードを実装してから、平日や休日の夜中にチマチマやってきたデザインの調整がようやく落ち着きそうです。モバイルファーストかつレスポンシブなデザインにすると、どうしてもPC向けデザインに弊害が出てしまいます。特に困ったのが、モバイル向けに実装したページ内リンクのせいで、PC向けページの表示がずれる問題。よくやる回避策は margin-top: -1em; padding-top: 1em; などとして位置の帳尻を合わせる方法ですが、これだと今回のモノクロモードの右側のような、背景色を塗ったブロックをページ上部から離して置くデザインではどうしてもうまくいかない。色々試行錯誤してようやくたどり着いたのは、頭出しのために置いた div タグを、PC向けCSSで display: none; として非表示にしてしまうという方法。これだとPC向けページでは頭出しの位置自体が消えるのでズレようがありません。そして、これに端を発して細かいデザインを再度見直し、コンテンツも追記・修正し、パッと見ではわからない大改装をやりました。メニューを一元管理しているphpのコードまで修正して。次に現実逃避モードに入るまであと3ヶ月から半年くらいは多分これで固定すると思います。

2019年12月20日

「脳科学の真髄はフィールドにあり。」最近ますます強くしている思いです。色々な条件をコントロールできる実験室実験が重要であることは言うまでもありませんが、実験室の中に日常はありません。そして、私が本当に知りたいのは、日常生活の中で働く脳の機能や活動についてです。

「最初に聴いたときはあまり印象に残らなかったメロディーや歌詞なのに、ふと口ずさむほど記憶に残っているのはなぜだろう?」「朝、ヒゲ剃りをしている時に、研究の良いアイデアを思いつく事が多いのはなぜだろう?」「麦からできているグレンフィディックがここまでフルーティーなのはなぜだろう?」「麦(とピート)からできているオクトモアに、ファーストコンタクトで深い鰹だしの味わいを感じるのはなぜだろう」「米からできている泡盛(古酒)にテキーラを感じるのはなぜだろう?」(おっと、お酒ばかり・・・)こういうことを、今取り組んでいる温熱環境研究やスポーツ研究を含め、この「フィールド脳科学」で解明や応用ができるのではないか、そう思っているのです。

私の研究室では、約2年前、今後の成長戦略の1つとして「ニューロフィードバック」を掲げ、周到に準備を進めてきました。そして今複数の実験を展開し、これから着実にエビデンスが積み上げられていく見込みですので、ぜひご期待頂ければと思います。ニューロフィードバックを実地で行うということにも取り組み始め、大いに可能性を感じています。私の脳科学に対するスタンスが当初から「人間の可能性を追究する」ですので、そもそもの親和性が高いんですよね。「フィールド脳科学」というのが、私のラボの次なるスローガンになるかもしれません。

それを考えると、今のラボの規模では、マンパワーが全く足りません。少数精鋭で良い仕事を沢山するというのが理想であることは変わりませんが、考えていることが色々あり、そしてそれに期待してくれる方々が大勢います。マンパワーが増えれば、私のキャパもまだ増やせます。なんとかしないと。

2019年12月11日

写真のアスペクト比について。フィルムの時代はフィルムとカメラに依存していました。中判では何のためらいも迷いも無く1:1、35 mmでは何のためらいも迷いも無く3:2。でも、現像する時にいつも悩ましかったんです。印画紙のアスペクト比ってだいたい1:1.2~1:1.25で、合わない。トリミングはしたくないので、黒縁付けて一回り小さく現像してたのですが、余白の割合が美しくなかった。デジタルに移行してからも3:2が正義だと思って、作品を撮る時は絶対コレにしていました(4:3は嫌い)。デジタルではプリンター出力なので、紙のサイズは圧倒的に1:1.4が主流。そうすると3:2(短辺1を主語にして書くと1:1.5)が割としっくりきます。でも、今度は額が合わない。A判のパネルはもちろんありますが、写真用のちょっと良い額はたいてい印画紙サイズになっていることが多かったのです(最近は違うかもしれませんが)。で、最近はと言うと、PC用のディスプレイが16:9で安定してきて、専らこれで鑑賞するようになりました。3:2で撮ってRAW現像で16:9にトリミングしていた事もあったのですが、やっぱりトリミングはあまり好きじゃない。そうすると、もう最初から16:9で撮れば良いんじゃないかと心を入れ替え、最近では16:9でしか撮っていません。iPhoneでも16:9で撮れるアプリを買って。これが今までで一番しっくりきているかもしれません。

2019年12月04日

若い人と話していると、色々と悩みを抱えている事がわかります。私もそうでしたし、今だってそうです。先輩方だってそうです。確かに今、大学教員や研究者を取り巻く状況はかなり厳しいと思います。そんな現在でも「のうのう」として(できて)いる人もいます。いわゆる「古き良き時代」の大学でも、相当厳しかった状況におられた方も沢山いらっしゃいます。しかし、常に前のめりに走り続けることができないと、研究というものには携わっていけないのだと思います。時に立ち止まることがあったとしても。

エライ先生の講演を聴いたり自分が講演をしたりした際に、聴衆の反応で印象的だったことがあります。ある所である大学生は「そんなことは成功したから言えることだ」と言い、ある所である高校生は「失敗者の話は響かなかったが、成功者の話には説得力がある」と言いました。経験や立場が上がるにつれ、普通の人は何らかの「被害者意識」みたいなものを増幅させているような気がします。私だって思い当たるフシはあります。でも、その高校生のポジティブな言葉の方がずっと気持ちがいいし、その人を前に進ませたく、また自分も前に進みたくなります。そういうものだと思います。

2019年12月03日

比較的多い姓の「岡本」に最も平凡な名前の一つである「太郎」の組み合わせ。最も多い姓の一つである「鈴木」に最も平凡な名前の一つである「一朗」の組み合わせ。これらを唯一無二の固有名詞にしてしまった方々の凄さ。凄い人というのは、勇気をくれるんです。同姓贔屓と、野球よりアート好きなので、私がたまに無性に調べたくなるのは岡本太郎の方(わかります?デスクの片隅から一際パワーを振りまいている存在が!)。ほぼ日刊イトイ新聞 - 岡本太郎は、忘れてけっこう。の対談は刺さります。

2019年12月01日

Stephen Shoreの写真を観ています。随分前にWINSLOW ARIZONA (amana)を買っていて、ちょっと前にSTEPHEN SHORE (PHAIDON)を買って、今日念願のUncommon Places: The Complete Works (Thames & Hudson)が届いて。所謂ニューカラーはWilliam Egglestonだなとずっと思っていたのですが、最近はちょっとモードが変わってきて、Stephen Shoreがすごくしっくりきていて。おかげで、日常がまた写真に見えるようになってきて、こんな写真をまた撮り貯めていこうと思っているのです。

2019年11月29日

共同研究の数やテーマや規模がどんどん拡大しているにもかかわらず、あいかわらず研究室の規模は小さいままで、それらのマネジメントを行っているのは私一人という状況を、そろそろ打開しないといけません(文長いな・・・)。目指しているのは、小講座(各職位が揃っていて、かつ大学のお金で雇用されているというPIにとって理想的な形態。ただし、一枚岩でないと色々大変)と大講座(スタッフは基本1人。教授でなくても独立できるメリットはあるが、スタッフを確保するためには人件費を自分で稼がなくてはならない)の中間のような形態。研究室間あるいは研究室・企業間で行われる共同研究よりは「1つの研究室」に近いまとまりがあり、大規模研究プロジェクトや研究コンソーシアムや研究センターよりは「近場かつ実協働できる」メンバで集まれる形態。このような中講座と呼ぶべき研究共同体を設立したいなぁと最近考えています。

というわけで、研究共同体に参画してくれる研究者を募りたいと思っています(1~2名程度を想定。まだ妄想段階)。理想は、学内で実質的に独立した立場にある若手研究者(学振PD・助教・講師など)。私を代表として、私が対外的に交渉したり、運営方針の最終決定をしたりはしますが、共同体(私の研究室を含む)の運営はある程度フラットにしたいなぁと考えています。メリットは、当研究室の機器・ノウハウ・コネ・経費が使え、大手企業様との産学連携研究や医学部等との共同研究への参画が可能で、研究領域を拡げて成果を出せる環境に入れること。特に今取り組んでいるニューロフィードバックは大きな可能性を秘めています。デメリットは、当研究室の準メンバーとして、共同研究のマネジメントや学生の研究指導の分担にエフォートを割いて頂く必要があること。ありがちな「丸投げ」や「押し付け」はしません。ただし、機密情報が多々あるので、そのあたりの管理が厳密にできないといけません(当たり前ですが)。

何か発展的な研究室の組織拡大をしたいと思っていますが、なかなか難しいことは確かです。大型グラントを当てると一時的に組織は拡大できますが、持続可能性に乏しい上に自由度はかなり低くなってしまいます。単なる個人の研究室に留めるだけでなく、教育や運営などにもコミットできる組織の新しいアプローチがあれば良いのですが・・・

2019年11月19日

本日(日付変わって昨日)、振休でして。とは言え、土曜日の研究会の準備をしたり、思うところを書き出したり、子供の宿題をみたりとあまり休んでもいられていないわけです。

「思うところ」はノートに書いたり行動に移したりして、それをポスドクの人やラボの学生さんや身内に話したりすることである程度満足してしまうので(口頭伝承最強説は年々確信度を増しています。ソクラテスはやはり正しかったのかなぁって)、なかなかここに書くまでに至っていません。ただ、今唯一観ている『グランメゾン東京』が予想以上に良く、妥協せず創り出すことって良いよなぁという思いに駆られて書きたくなったので、グラッパを煽りながら書いています。ちなみに、私はもう長らく、テレビはニュースとたまのスポーツと気に入ったドラマくらいしか観ておらず(3つの動画配信サービスと契約して映画やドラマはまぁまぁ観てます)、日曜劇場は前回の『ノーサイド・ゲーム』が良すぎたので『グランメゾン東京』には正直全く期待しておらず、周囲の反応から3話くらいのタイミングで最初から見直したクチです。でも、熱い。わかってるんですよ、中高年による中高年のためのドラマってことは。わかってても良い。我々世代って、所謂ロスジェネだからかそういうお年頃だからか、何かどこか冷めた目で見てしまうことが増えてきているように思うのですが、熱さは持っているんですよ。それを揺さぶられるとやっぱり反応します。あと、もう一つちなみに言うと、個人的にはフレンチよりはイタリアンです。お酒はイギリスのスコッチ、アメリカのクラフトビールが好きですが、ワインもブランデーもたまには飲みます。そして今回初めてグラッパに手を出してみたらこれが美味い。たまに誤解されるのですが、私は決して「イタリアオヤジ」を目指しているわけではありません。でもイタリアって何か性に合うところがあるなぁという気はしています。写真は、フランス、日本、アメリカの作家が好きですが・・・。

既に現在深夜3時過ぎです。もっと色々書いておきたいのですが、最近買った素敵なボールペンを入れるために創ったペンケースの写真を貼ってとりあえずは終わりにします。ジーンズのラベル素材を3つ折りにして、側面2箇所と底面を特殊な両面テープで接着しただけ。かなり自己満足度高し。何かを創り出すことってやはり楽しいです。脳情報の計測・解析だけでなく、脳活動を調節するためのニューロフィードバックを本格的に開発し始めたのもそういう思いが強かったから。他のペンケースの中身の最新版とか、常用ノートを万年筆に最適化したものに戻した話はまたの機会にします。

2019年09月01日

予告通り、遂に家庭サーバの電源を落とし、趣味の写真サイトを完全閉鎖しました。ウェブサーバとしてここ5年くらいずっと使っていたのは、QNAPのNASでした。比較的安価で、安定していて故障も深刻なトラブルもなく、インタフェースも使いやすく、ファームアップは継続されていて、とてもいいNASでした。

iPad miniを買いました。主に研究発表のイラストやポンチ絵制作に使う「液タブ」の代わりとして、あとは論文や会議資料の持ち出し端末として。ウワサには聞いていましたが、今回のminiはかなり良いですね。色々とストレスが無い。Apple Pencilもなかなか良いです。第1世代しか対応していないのは不満ですが、ここまで使えれば、上記の用途では充分です。

定期的にしている筆箱公開。ミニマリズムが加速してきて、持ち出し用のノートと筆記具とPC周辺機器はこれで完備してしまいました。この「つくしペンケース」の中に入っているものを左下から書き出してみると・・・

  • モバイルバッテリ(5000 mAhなのに厚さ6 mm)
  • ノート(測量野帳)
  • 0.2 mm芯のシャーペン(B)
  • 1.3 mm芯のシャーペン(赤芯)
  • 転がらないネーム印
  • USBメモリ(8 GBの出先データ交換用)
  • USBメモリ(64 GB・暗号化済のデータ持出用)
  • VGA-HDMI変換アダプタ
  • 超薄型消しゴム
  • 超小型修正テープ
  • 自作ボールペン(ジェットストリームの赤)
  • キャップレス万年筆(野帳カラーの限定インク)
  • 超細型ボールペン(ゲルインクの黒)
  • 10 cmライトニングケーブル(転送・充電)

これにノートPCを加えれば、外でも大抵の仕事はできます。

論文執筆やプレゼンで使える実践的な英語の本、英語類語の使い分けに関する本などを大量に買いました。論文執筆やプレゼンを指導する際にも、英語で授業もする際にも、できる限りニュアンスの違いを知っておいた方が良いのは当然ですが、それだけではなく純粋に興味深いのです。2つの表現の使い分けに関するある本なんて一晩で読み切ってしまいました。大抵は「知ってた」か「まぁこっちかな」という感じで当たっていたのですが、たまに「知らなかった」というニュアンスがあるので油断できません。

2019年08月25日

Windows版・フォント設定の備忘録。基本方針は「標準搭載」かつ「餅は餅屋」。

  • Word(汎用性重視): MS系フォント
  • Word(標準搭載かつ質重視): BIZ UD系フォント
  • PowerPoint: メイリオ(+Segoe UI)
  • メーラー: 游ゴシック Medium
  • ブラウザ: NOTO系フォント

2019年08月20日

思い立ち、デジタル断捨離を敢行中です。

まず、修士1年の5月に開設し、18年あまり運営し続けてきた写真とカメラのウェブサイトを遂に閉鎖しました。300万セッション以上のアクセスを誇り、写真・カメラ系個人サイトとしてある方面ではそれなりに有名になっていましたが、ここ数年まともに更新できない状態が続いていてそろそろ潮時だと感じていました。かなり膨大なコンテンツの公開を(少なくとも当面は)一切やめることに葛藤はあったのですが、オリジナルデータは手元にあるし基本的に過去は振り返らないので、写真活動をスクラップアンドビルドすることにしました。ただ、ウェブマスタの良心としていきなりサーバを止めてしまうのではなく、お礼のメッセージとサーバ停止の予告をして、内部のコンテンツはしばらくアクセス可能にしました。

つぎに、1年以上使っていない色々なSNSアカウントを全て削除しました。正確に言うと、これらは基本的に全て上記ウェブサイトと紐付けて発信する目的で使用し始めたもので、そこから派生してよりパーソナルな使用もしていたのですが、大本が無くなるのなら残しておくべきではないなと思い全部消しました。数年使っていなかったということは今はもう必要ではないということです。上記のウェブサイトとは違い、消したSNSは消費度の高い薄い情報だったので、過去ログを残したいという思いもためらいも一切ありませんでした。残しているのは、日常的に使っているfacebookのみです。

以上、ローカルのデータを消し去るということではないので厳密にはデジタル断捨離と言うよりネットワーク断捨離ですね。

2019年08月11日

成績評価も院試も無事に終わり、今年は少しだけ長めの夏休みに入りました。ここの更新は半分趣味なので良いとして、あと休み中もメールはチェックすると公言しているのでチェックはするのですが、「休日に返事を求めるメールを送ることは原則としてルール違反」という意識はもってもらいたいものです。休日に手当の付かない仕事を強要することになりますから。それを踏まえた上で「お休み中に申し訳有りません」の一言があれば、個人的にはOKです。

さて、趣味の話。私は多趣味ではありますが、それは結果的にそうなっただけで、元来浅く広くよりはピンポイント深堀りが好きです。良くも悪くも娘にもその性質が引き継がれていて、どういうわけか今は「変形菌」が気になって仕方ないようです。実際、本当にそんな本ばかり読んでいます。夏休みに学校の図書館で借りてきた本も4~5冊全てが変形菌絡みという徹底ぶりです。わかる、わかるけどちょっと痛いぞ。息子にもそういう一面はあるのですが、対象がポケモンというところが小2男子(笑)。ちなみに、遺伝は性格を決める一要因であることは確かですが、神経科学者としては環境と経験がより重要だと考えています。その両方が合わさると、それなりの高確率で似てくるのだと思います。

趣味の話の続き。私は多趣味ではありますが、ピンポイント深堀りを基本として多分野に拡張してきた経緯から、各趣味に対する「今の熱の入れ方」の分布にはゆっくりとした変動があります。職業柄なのかそれ自体趣味なのか、外界や他者だけでなく自分も対象として分析する癖があって、先日ちょっとマニアな書店をウロウロして「趣味の熱分布」についてあることに気が付きました。それは、本のジャンルを巡る順がその時の趣味の優先度を無意識に表している、という仮説です。具体的に言うと、写真集(スティーブン・ショアなどニューカラー関連)やカメラ雑誌(新しいデジカメの記事)→文具関連のムックや本(主に万年筆界隈)→腕時計やモノ関連雑誌→酒の本(ウイスキー、クラフトビール、その他)→大学の現状やランキングなどを特集した雑誌→折り紙本の新刊チェックという流れです。そのどこかに文芸書の新刊チェックが入りますが、クルマ雑誌はもはや一切読みません。科学雑誌は、日本語かつ紙媒体のものはやはり読みません(オンラインのニュースやジャーナルサイト、論文の方が早くて多情報)。それを考えると、やはり写真について再始動すべき時期にきていると思います。

2019年07月28日

未明~明け方にPCに向かっていると、いい意味でも悪い意味でも色々考えます。そこにアルコールが入ると尚更。でもまぁいいじゃないか、我々アタマが資本だもの。

で、長い沈黙を破り、久しぶりにちょっとまた本気で写真に向き合っていこうと考えつつあります。今回は作品としてだけでなく、研究の一要素としても。既にプランができつつあるので、そっちの当面の運転資金をどうしていくか。

少し脱線すると、芯はブラさず多用な研究を展開していくのがワタシの好みでもありウチの強みでもあると思っているのですが、それには新テーマの運転資金問題が常に生じます。新テーマは当然積み上げ式の業績がない分野になるので(芯としての脳活動の記録と評価は積み上げですが・・・)研究費が取りにくい。でも、真のイノベーションってそういうところにあると思うんです。もちろん、失敗する可能性も大きい。でもそれがやっぱり研究の醍醐味でもあり、全く新しいことをやっていかないと研究が社会を良く変えていけないと思うんです。PIなのでなんとかかき集めるつもりではありますが・・・お金の問題は頭が痛いです。

戻して、写真の話題。思い返すと、ブレッソンに憧れ、アジェに憧れ、森山に引き込まれ、でもトイカメラ・トイ写真としてのスナップが好きで、結果的にエグルストンやショア、佐内のニューカラー的普遍的世界を追い続けているのが自分の写真という気がしています。生き方としてマイヤーには憧れますが、ワタシは見せたくもあるので、あそこまで極端にはできない。で、ニューカラーと言っても、手持ちの写真集で言えば、エグルストンの『William Eggleston's Guide』は何か作品然としたところがあり、佐内の『生きている』は少し引きすぎな印象があり(どちらも好きなんですけど)、ショアの『WINSLOW ARIZONA』のスタイル・視点が好きかなぁと。これまでショアはあまり見てなかったので、本当なら『American Surfaces』とか『Uncommon Places』を見ないといけないのですが、『WINSLOW ARIZONA』がしっくり来すぎるのでもうこれで良いかなぁと。影響は受けても単に真似をするのではなく、「カメラを持ってたら自然とそうなる」というのがその人の写真だしそれが写真というモノだと思うのです。うん、やっぱりまた撮っていこう。

2019年07月25日

梅雨が明けました。そして早速夏バテ気味です。頭痛気味だし、モチベーションも下がり気味。でもまぁ頑張っていかなあかんなぁ思てますけども。

少し前にもらって机の上に置いている錫100%の『タイムふろしきの小皿』。これ、最初は完全にフラットな1枚の板で、柔らかいので自分で曲げて好きな形にしてね、という代物なのです。まずは四隅を少し反らせて「おぉ曲がる!」と満足していたのですが、気分転換にちょこちょこ触っていると血が騒いできて、結局こういう形になりました。我ながら絶妙なウェーブの回転対称で、ふろしき感も存分に演出し、底面のフラットな部分はできる限り円形に近づけた仕上がりになっています。やっぱり手を動かして何かを作るのは気分が上がります。

2019年07月16日

某所で#3776 CENTURY 六花を奇跡的に発見し(予約キャンセルの1本とのこと)、一日悩んで、やっぱり買ってしまいました。悩んだ理由はEFだったからなのですが、実物を見てしまうとそんなことは些細なこと。この軸の美しさは、数ある透明軸の中でも別格です。プラチナは元からフローが若干渋めなので、ニブのエラを少し引っ張ってフローを良くしてあげれば、EFでも決して悪くはありませんね。大きく書きなぐるのではなく、小さくきっちりまとめる時に活躍しそうです。

問題はインクです。この軸の美しさを際立たせるのは明るく薄いインクということはわかっていますが、EFなので実用は濃い色。そして、このペンには「ど定番」のブルーブラック系を入れたかったので、とりあえずモンブランのミッドナイト・ブルーを入れ、プラチナのブルーブラックをネットで注文しました。あ、ちなみに、写真に載せた色見本?は印刷ではなく私の手書きです。

2019年07月15日

学生諸君(この言い方は退官された名物先生が良くしてました)は知らないかもしれませんが、いつも私は(も)それなりに宿題を抱えて休日を過ごしています。ただ、切羽詰まった締切がない限り休日の日中に仕事をすることはなく、深夜~早朝にやっています。下の子と一緒に21時前後にとりあえず寝て、早い時は1時頃、遅い時は4時頃起きて、そこから仕事(や趣味)の時間、というのは平日も休日も変わりません。そして、この連休は珍しく仕事の宿題が無い!!ある1年生が発表していた「平凡かもしれないが温かい家庭を築くのが夢」というのは、実は結構大変なんだよ、と思いながら仕事以外の宿題を抱えてこの連休を過ごしています。

ということをだらだら書いていると――ここは「雑記」なので別に良いのですが――トピックセンテンスとパラグラフの主題が合ってるのかとか、1パラグラフに主題がいくつも入ってないかとか、ついつい文章の構造に注意が向いてしまうのはもう完全に職業病ですね。それもこれも喜ぶべきことではあるのですが(逆説の「が」を多用してるなぁ……)、最近「脳みそ」の中のほとんどが研究室や研究のことになっていて写真から少し離れてしまっているのには少し残念に思っているところです。ちょっと前までは、大勢の好きな写真家のフルネームをすぐに言えたり(最近はすぐに思い出せなかったり)、「常に」外界の視覚像を写真として見ていたり(最近はたまに写真っぽいなと思う程度)、もっと言うと外界の風景を勝手に黒白写真に脳内変換して見ていたり(これはそれなりに修行しないとできないのです。ACROSだとこうだなーとか)、1時間でも自由時間があればスナップに出かけていたりしていました。ブレッソンとアジェとドアノーとジャコメッリとエグルストンと東松と深瀬と森山と中平と一応荒木も、そして「生きている」を見直さないと、もっと。そう考えると、ヴィヴィアン・マイヤーの生き方には憧れますね。やっぱりまずはマイヤーから見直そうかな(彼女自身が編集した本こそ見たかったなぁ)。

話は変わって、久しぶりにインクを買いました。ある時からノートにコンパクト化の波が押し寄せ、カ・クリエ経由で測量野帳に到達し、つくしペンケースを導入して(あまりに収まりが良いので常用するようになって)完全にヤチョラーとなってしまってはや10ヶ月。つくしペンケースに入れて持ち出すのはボールペンとシャーペンのみで、万年筆は気合が入ったときに別のペンケースに入れて持ち出すという生活をずっと続けていましたが、新しく買ったロフト限定の「コクヨ野帳グリーンインク」と野帳との相性があまりに良すぎたため、キャップレス・マットブラックを常時持ち出し用として再登板させたのでした。これは筆が進みます。

2019年06月29日

ゴジラ。もとい、ガッズィーラ。

2019年06月25日

久しぶりの折り紙。

2019年06月18日

健康診断に行きました。体重は、(ストレスで)最近ちょっと食べ過ぎだったためか、想定より 1 kg ほど多かったですが、まあ許容範囲。視力は左眼が若干低下気味ではあるものの、まだ両眼裸眼 1.5 を保っていました。眼筋トレーニングの効果実証中。その他もまあ健康体です。ただ、最近疲れが取れない感じがするのは、長らく肉を食べていないからなのか、それとも単にオーバーワークなだけなのか。肉、乳、卵以外の食品はそこそこバランス良く取っているつもりなので、うーんどうでしょう。

父の日にラガヴーリン16年とグラスをもらいました。やっぱりラガヴーリン美味し。土屋さんと同様、私もアイラモルトの中で最初に衝撃を受けたのがこれでした。あと、無くなってみて改めてわかる、記憶から引き出される美味さは、この前飲み干してしまったオクトモアです。あれは美味かった。アードベッグのコリーヴレッカンも相当に美味かったです。アードベッグと言えば、この前来たメールでその存在を知ったドラムも興味津津。でもこれが高いのよね。ウチの親父は「ほろよい」でもダメなくらいの下戸なのでウイスキーは絶対無理なんですが、この美味さを味わえないのは損してるなぁと思いますね。

2019年06月14日

夏学期開始。予算申請、国際会議抄録執筆、共同研究マネジメント、その他学内運営諸々。あくせくしてます。漢字で書くと齷齪。すごいなこの漢字、覚えよう。

2019年06月02日

まだウェブサイトの修正を(勤務時間外に)続けていて、ダークモードの調整、ダークモードとノーマルモードの整合性、モバイルモードのブラッシュアップを行い、今度こそ不満はなくなりました。このダークモードは、私のブラウザの「ホームページ」にも設定しているほど気に入っています。ウェブ広報はいま本当に重要なので、(ウェブデザインは半分趣味とは言え)納得するまでやっておかないと、と思っています。

あと平日忙しくてやる時間がなかった授業の準備を(勤務時間外に)やっていて、こちらもようやく完成しました。Octaveも毎年機能や安定性が向上していて、それを使う脳情報科学入門の開講時期にはこれでも良いかなという気に一瞬なりますが、MATLABはそれ以上に便利になっているのでやはり手放せないのが現実です。授業では、ソースコードをどこまで配るかが悩ましいところですね。資料と合わせると簡単に完成できるようにしているので、結構甘口だと思います。

2019年05月26日

土曜日は小学校の運動会でした。これまでで最も早い、朝5:30に校庭に着いたのですが、既に半分以上は埋まっているという状況でした(みんな早すぎ!)。それでも、去年よりいい場所にタープが設営でき、去年よりそよ風があったので、前半は元気でした。後半は暑すぎて、正直ちょっと厳しかったです。終わって帰ってシャワーした後は、起き上がれず爆睡でした・・・。

ウェブサイトを弄っているうちに、どうしてもダークモードを実装したくなってきたので、思い切って作っちゃいました。私は普段、WindowsのUIも、テキストエディタも、ブラウザでさえもダークモードを愛用しています。ブラウザには、Dark Reader というプラグインを入れて、どんなウェブサイトでも強制的にダークモードっぽく見られるようにしています。そんなダークモード好きなので、ウチのウェブサイトでも本気をみせておこうかなと。

単にダークモード用のcssを作ってそれ用にhtmlを派生させるだけなら簡単なのですが、ファイルを増やすと管理がとても面倒になります。理想的にはワンクリックでサイト全体のモードが切り替わり、戻すまではそのモードに保たれる(つまりメニューのどの項目をクリックしても保持しているモードで当該ページを表示できる)のが良いんです。なので、色々なテクニックを駆使しました。画像周りの微調整も抜かり無しで、他にも「ここまでやらなくても良いだろう」ということを沢山やっています。中途半端が嫌いなのと、サイトデザインが趣味の一つなのと、「こんな風にしたいな」というのを実現することでノウハウが蓄積されスキルが向上するから。なかなか良い感じにできました。

2019年05月22日

『白い巨塔』が始まりました。原作も読んでいるし、唐沢版も観ている(そして唐沢版が結構好きだった)ので、最初はコレジャナイ感がかなり強かったのですが、観ていると見応えがあってやはり面白かったです。普段はあまりテレビを観ませんが、これは最後まで観ると思います。

色々弄ってようやく落ち着いてきた感のあるウェブサイトのデザイン。トレンドを踏まえてかっこよさだけを追求したら違う形もあり得るのですが、研究室のウェブサイトという性格上、見やすさ・読みやすさ・わかりやすさが重要なので、UXよりUIを重視し今の形で抑えています。参考までに世界の有名大学のウェブサイトを見回してみると、「トレンドは踏まえているけどよく見る作りよね」とか「凝ってるけど使いにくい」というものよりは「シンプルでわかりやすいのに、ちょっと新しい」と思えるものが好きなんですよね。だから、今のウチのスタイルは(洗練されているとは言い切れないですが)なかなか良いセンいってるんじゃないかと思っています。

2019年05月19日

昨日、44歳になりました。大学教員がどんどん高齢化しているので、まだぎりぎり若手枠に入ることもあったりしますが、基本的には中堅どころです。そして、気持ちは若いままですが、「おじさん」の自覚もしっかりあります。この心境は、しばらくは変わらないと思うんですよね。実際ここ数年そうですし、おそらく今後数年もそうでしょう。この安定した心境で(でも悩みも迷いもそれなりにはあります。浮き沈みも然り)、変わり続ける世の中に対し敏感かつ速やかに応じるべきところは応じ、「やりたいこと」や「ないたいもの」の実現に向けて常に攻めていかないといけないと思っています。研究者は立ち止まると倒れてしまうので、常に走り続けないといけないんです(同世代の親しい先生方とはこれを良く言ってます)。でも、それを周囲に強要するつもりはないですし、実際自分が当事者として気付かないと理解できないので、待つべき時は待ちます。

そう言えば、旧日本育英会の奨学金免除職15年勤務を3月末で全うしていました。その間、本当に色々な事があって山あり谷ありでしたが、ここまで来られたのはまず最初に育英会の支援があってこそです。本当に感謝しています。そして、ポスドク1年目の5月に結婚したので、結婚15周年も迎えました。体重も山あり谷ありだったのですが、コレステロールコントロールのためにペスクタリアン生活を1年以上続けた結果、現在はほぼ大学院生の時の体重で保っています!が、どういうわけか指は少し太くなっているようで、ここ数年結婚指輪がちょっとキツイとずっと感じていました。で、今回の誕生日に久々に家族で天神に行ったついでに、結婚指輪のサイズ直しをお願いしてきました。16年めにして初です。私達が買ったブランドでは、こんなに経っていても無料でしてもらえるんですね。というわけでしばらく結婚指輪を外していますので、変に気を使わないでください>周りの人達。

2019年05月09日

GWは長かったですね。私は、家族サービスの合間にずっと学内研究費の申請書を書いていたので、ゆっくり折り紙を折っているような余裕はありませんでした。ただ一つ、自分だけの楽しみとしてしたことは、ずっと観たいと思っていた映画、ボヘミアン・ラプソディのブルーレイを買って観たこと。少し前にJewelsを買って聴いたり、LIVE AIDの映像を観たりはしていたのですが、Queenについてはその程度の「にわか」でした。でも、まんまと「どハマリ」してしまいました。映画本編はフルで2回、特典映像のLIVE AIDフルバージョンは3回くらい観ました。ストーリー展開がシンプルだとか史実と違うとか色々あると思いますが、良かったですよ、グッときました。おかげで、すぐにJewels IIを追加し、その後で映画のサントラも買いました。ついこの前まで、自分を鼓舞して戦闘態勢に持っていく時はWe Will Rock Youだったのですが、今は映画のオープニングで使われていたSomebody to Loveになりました。歌詞は全然戦闘態勢ではなくて切ない感じなんですが、色々相まって「行くぞ」という気になるんですよね。

2019年04月28日

GWが始まり、平成も残すところわずかとなりました。大学の公式書類は元号で書かれる(あるいは書く)事が多いですが、ジャーナル論文や海外での発表などは当然西暦です。研究費の申請も実施年度は元号なのに業績は西暦で書くなど、混在していて混乱します。なので、私は事務書類は西暦のみで統一したい派でした。でも、10年単位の年代(90年代のファッションは・・・とか)より、社会情勢とリンクした世代(ロスジェネ世代とか)より、広く長く世相を反映していく(そして仮面ライダーの大分類でもある)元号も良いということを最近改めて感じているところです。生前退位の是非はさておき、それにより改元を祝えるのは純粋に良いですよ。悲しむより祝える方が良い。

GWは休みますが、仕事もします。GW中にSfNの〆切があり、GW直後の1限に授業と正午に学内研究費申請の〆切があるという状況なので・・・。中でもGWの翌日1限は何かの罰ゲームのようです。学生がどれだけ出席するか不安です。

相変わらず、研究室ウェブサイトのデザイン周りをイジっています(それに合わせてコンテンツも少し追記・修正中)。これは半分趣味みたいなものだから良いんですが、時間外労働・サービス残業と言えばそうです。研究のアウトリーチ活動が大事なことはわかりますが、それをやる時間やお金は誰もあまりくれません。私は、研究成果が出ればできるだけプレスリリースを行い、できる範囲でサイエンスカフェや雑誌寄稿を行い、一般向けアウトリーチ活動もやっているつもりです。でも、ウェブサイトで研究内容を詳しく解説して伝えるには圧倒的に時間がありません。だから概要をまとめ、できるだけ今の取り組みから外れないようにアップデートしているつもりです。雑記のようにザツに書いていいものは気楽(でも載せる前には結構推敲してます)ですが、研究や研究室の中身については慎重に言葉を選んで表現しないといけないので結構大変です。なので、受け入れや共同研究を希望する学生さんや企業の担当者さんは、ここで概要を掴み、あとは直接来てもらうのが一番早く確実です。

2019年04月20日

今週は激務でした。「雑記」に割と頻繁に書く時は、ヒマというよりむしろ忙しくて現実逃避したい時の方が多い気がします。何をやっていたかと言うと、種々の事務連絡、ムーンショット型研究開発の提出、新しいグラント申請の準備、課題協学FDの準備と実施、脳情報科学入門の準備と授業、共同研究先とのやり取り、スタッフへの指示とミーティング、学生指導、倫理委員会の沢山の仕事、SfNの発表原稿のチェック、ジャーナルクラブの準備と発表、サークル顧問の仕事、雑誌原稿の執筆開始などなど。思い出しただけでクラクラします。

最初に戻り「雑記」によく書いているという話。ここに頻繁に書いているもう1つの要因は、デザインをリニューアルして気に入ったものが作れたのでついつい編集したくなっちゃってる、ということにあります。最近、PCはダークモードを常用していて、ダークグレーか黒バックに明るい文字で表示するのがデフォルトになっています。愛用している「秀丸」なんて、黒バックにオレンジ文字で、Linuxをメインで使ってた学生の頃を思い出す仕様にしています。ブラウザも然りで、Dark Readerという拡張機能をインストールして、基本どのサイトも反転・低輝度・低コントラストにして見ています。これに慣れると、通常の白バック表示は目が疲れて仕方ないんですよね(それだけ網膜錐体細胞をガンガン叩いているということです)。で、ウチのサイトはというと、Dark Readerで反転にしなくても、通常表示でずっと見ていられる目に優しい配色。もちろん、スプリットスクリーンを修正したデザインも気に入っているので、ずっと見ていられる。現在土曜日の早朝5時。3時位から仕事をしていたのでちょっと休憩です。

2019年04月19日

デザインリニューアル完了と言いつつ、細かいところをさらに色々変えました。もう大丈夫でしょう。次にムラっとくるまでは多分このデザインでいきます。

倫理委員会の委員長になりました。副委員長の時とは仕事量が段違いです。この重責を果たすよう精一杯努力してまいります。が・・・各大学で設置されている倫理委員会で准教授が委員長のところはいくつくらいあるのだろうか・・・

名古屋実験の参加者募集に苦戦しています。近隣の先生方のご厚意で呼びかけしていただいているのですが、関係者が直接呼びかけに行かないと厳しいのでしょうか。なかなか普段は体験できないことかつ安全かつ謝金が出ますので、なんとか集まっていただければ大変ありがたいです。

2019年04月15日

やっとこれでデザインリニューアル完了。夜中にやっている自由時間の作業として、完全に「折り紙」が止まってしまうほど、しばらくサイトデザインに熱中していました(だから毎日細かく変わっていたと思います)。日英それぞれのページで、モバイルPCそれぞれのページで、UIとUXを考えつつ、バランスよく読みやすくそして目に優しく、整合性があって格好良く、納得行くものになりました。レスポンシブ対応が重要になって「1px単位での調整」というデザインの追い込みがナンセンスになり、単位としてem, rem, vw, vh, %をデザインの方針に合わせて整合性を持たせて使い分けつつ、場合によっては小数点以下での追い込みをかけていくのが最近のやり方です。CSS3の仕様の進化とそれを実現するモダンUAの普及で、HTMLとCSSだけでできることが圧倒的に増えてきています。おかげで「こうしたいな」と思いついたことがかなり実現できてしまうので、まずそれをきっちり形にするコーディングを行います。後で冷静に見直すとやりすぎている事が多いので、そこから振り戻しつつ、最初にやりたかったことのニュアンスを残していくという絶妙なさじ加減を攻めていくのが楽しくもあり難しくもあります。自分で言うのもナンですが、こういうことをコツコツやりながらこれでよしと納得できるまでとことん追い込むことができる人は、やはり研究者向きなんだろうと思います。

2019年04月08日

ウェブサイトのデザイン調整を続けています。ウェブデザインも趣味っちゃー趣味なので(趣味の写真サイトは更新が完全に止まっていますが、頻繁に更新していた学生の頃はデザインもちょくちょく大変更していました)一旦手を付け始めると完全に納得するまで試行錯誤を繰り返してしまいます。で、ようやくこの形に落ち着いてきました。先日のスリット付きスプリットスクリーンにさらに改良を加え、最下層にある背景写真を認識させつつも、その上に半透明のアースカラーを重ねてレイヤー構造を視覚的に感じられるようにし(タペストリーっぽく)、さらに目により優しくコンテンツに集中できるような配慮をしました。一見、シンプルなセピア調モノトーンの印象でそれほど洗練さは感じないかもしれませんが、かなり色々と計算した絶妙な塩梅の設計にしているつもりです。

2019年04月05日

新年度が始まりました。学部1年生のガイダンス・履修相談、研究室のガイダンス、大学院入試の研究室紹介と色々続きます。浜田省吾の「キャンパスの冬」を思わず口ずさんでしまうほど閑散としていたついこの前までとは打って変わり、新年度は慌ただしくそしてフレッシュです。この雰囲気は好きではあるのですが、授業がなくても大学でできることは色々あるのだから、閑散期に学部生ももっと大学に来ればいいのに、と思ってしまいます。

さて、ウェブページの再デザインの話。きっかけは、最近のトレンドの1つである流体シェイプをボックスの境界に取り入れてゴニョゴニョやってみたくなったことだったのですが、あまり研究室のウェブサイトには馴染まない気がしてやめました。でも、一旦やり始めたら変えたくなってしまう性分なので、次はブロークングリッドレイアウトを試してみました。色々試行錯誤したものの、やはり研究室のウェブサイトには馴染まない気がしてやめました。そのかわり、背景がもう少し透けて見えるように、メニューとコンテンツのそれぞれのボックスの左右にスリットを空けることにしました。上下も空けると、これはこれで良いのですが、従来の古臭いボックスレイアウトが若干よぎるのでやはりやめました。全体のナビゲーションに関係するアイコンをコンテンツの外側に配置したので、単なるボックスレイアウトという印象とは異なりうまくいったと思っています。この辺の塩梅がとても難しいところです。これまでのシンプルなスプリットスクリーンレイアウトも気に入っていたのですが、今回のレイアウトも良いと思っています。どうですか?お客さん!

あとは折り紙の話。もう既にスーパーコンプレックス系の折り紙は結構折ったので、最近はユニット折り紙で大型のものを作ることにハマっています。ユニットが多ければ多いほどこつこつ折っていくのは骨が折れるのですが、このように素晴らしい骨が折れてしまうのだからやめられません。21枚から成る吉野一生さんのティラノサウルス全身骨格は、何度かパーツを折り直して好みの形にアレンジしました。このように自由度があるのもユニット系の楽しいところ。ただ、川崎ローズで知られる川崎敏和さんの機関車は、大きい折り紙が4枚、中くらいの折り紙が132枚、小さい折り紙が195枚(写真の5両編成)かかって大変でした。やり過ぎです。それでも、1つのユニットは数回折るだけで作れ、組み合わせもやりやすく、とても良く設計されているので、ついつい折ってしまうんですよね。

公開日: 2019年04月05日
最終更新日: 2023年03月24日