応急処置

 

火傷の場合

1.基本は、冷却、清潔、空気遮断
2.多量の水で、痛みがなくなるまでよく冷却する(30分〜1時間程度)
3.水ぶくれができていたら、清潔なガーゼかタオルを当て、直接水道水が当たらな
  いようにする。水疱の皮は大事にする。医師の治療を受ける

yakedo.png

 

薬品が付着した場合

・薬品が皮膚についた場合

 付着物を大量の水で洗い流す
 アルカリ(NH3、NaOH等)→ 水で洗浄した後、2%以下の酢酸で洗浄する
 酸(HCl、HNO3等)→ 水で洗浄した後、5%以下の炭酸水素ナトリウム溶液で
            洗浄する

・薬品が目に入った場合

 目を開けたまま、または瞼をつまみ上げて、眼球全体を少なくとも15分程度水で
 洗浄する(医師による適切な指示があるまで薬物は使用しない)
 ※薬品を取り扱う際は、必ず保護メガネを着用する

 

外傷の場合

・出血量が少ない場合は、ガーゼ等で押さえて止血し、消毒薬等を塗布した後、ガーゼ等を当てる
・大量出血の場合は、心臓に近い側の動脈を押さえて止血し、ガーゼ等を当て医師の治療を受ける

 

引火した場合

1.燃えやすいものを遠ざけ、ガス栓を閉める
2.引火物質が少量の場合は、燃え尽きるのを待つ
3.引火物質が多量の場合は、濡れタオル、砂、消火器などで消火する
4.衣服に引火した場合は、叩いて消化するか、床に転がって消火する

 

有毒ガスを吸い込んだ場合

1.風通しの良い場所に移動する
2.衣服を緩め、頭部を高くし上向きに寝かせる
3.必要により、人工呼吸や酸素吸入を行う
4.めまいがしたり、呼吸が苦しい場合には、医師の治療を受ける