対象学生のご家族等の親権者の皆様へ 　
疫学研究を実施する際には、文書もしくは口頭で説明・同意を行い実施します。対象学生さんへの侵襲や介入もなく日常生活情報等を用いる研究等については、国が定めた指針に基づき「対象となる患者さんのお一人ずつから直接同意を得る必要はありません」が、研究の目的を含めて、研究の実体についての情報を公開し、さらに拒否の機会を保障することが必要とされております。 　このような手法を「オプトアウト」と言います。オプトアウトを行う研究の内容は下記の通りです。なお、研究への協力を希望されない場合は、文書内に記載されている研究の担当者までお知らせください。

【研究課題名】 大学生におけるメンタルヘルス低下および学習・修学不良の要因探索とこれらの予防・改善のための支援システムの構築（課題番号：201804）

【研究の目的および意義】
１．目的 　
本学の学部1年生を対象に、メンタルヘルス、生活習慣、体力・運動機能、学習・修学状況および人間関係についての実態調査を行い、メンタルヘルス低下、学習・修学不良に関する4年間の前向き追跡調査を毎年実施しています。得られた成果に基づきメンタルヘルス低下および学習・修学不良の予防と早期発見のための支援システムを構築を目指しています。
２．意義 　
本学の大学生のメンタルヘルス低下や学習・修学不良に陥る学生の特性を明らかにすることで、早期発見あるいは早期アプローチが可能となります。加えて、収集した個人・環境因子に基づき、メンタルヘルス低下や学習・修学不良のリスクを高める要因（危険因子）と低減する要因（防御因子）を明らかにし、それらの改善や向上のための支援システムに活用することを目標としています。

【対象者】 　
九州大学学部1年生　約2,600名 　
本研究は学部1年生のポピュレーションアプローチとその支援システムを検討するため、可能な限り悉皆調査（全数調査）を行っています。

【研究期間】
２０２１年６月１７日〜２０２５年３月３１日

【研究方法】
インターネット上のデータベースまたは質問紙を用います。

【使用する情報】
１．研究に使用する試料　なし
２．研究に使用する情報 　
　１）学部1年生の受講者名簿 　　　
　　　調査準備時に基幹教育教務課へクラス別受講者名簿の提供を依頼する。 　
　２）アンケート用紙（紙媒体） 　
　３）アンケートファイル（九州大学アンケートシステム） 　
　４）体力テストデータ 　　
５）上記3種類のデータを統合したファイル

【情報の保存、管理について責任を有するもの】
収集されたデータは、九州大学キャンパスライフ・健康支援センター健康開発・情報支援部門の責任下に保管されます。

【二次利用】
対象者からの二次利用の同意は、将来計画・実施される研究において重要な資料であること、計画内容は倫理委員会の承認を改めて得ること、同意が得られる場合に限定すること、研究以外の目的で使用しないことをアンケート冒頭に記載し同意を得ています。

【研究責任者およびお問合せ先】
九州大学基幹教育院
同大学キャンパスライフ・健康支援センター
岸本　裕歩
〒819-0395　福岡市西区元岡７４４
九州大学伊都地区センター３号館
※電話番号・メールアドレスは、対象学生に提供する研究説明資料およびWEBサイトに掲載しています。