基幹教育院について

About Faculty of Arts and Science,Kyushu University

基幹教育院長ご挨拶

国際社会において
真にリーダーとして活躍できる
人材を育成するために

基幹教育院長 谷口 説男 Setsuo Taniguchi

 平成26年4月の基幹教育開始から4年半が経ちました。基幹教育院は、基幹教育セミナー、課題協学科目に代表される、学生のアクティブ・ラーナーへの成長を促すカリキュラムの開発・運営を担う部局として精力的に活動を行ってまいりました。

 学生たちには、アクティブ・ラーナーへと成長する力を培うために
 1. 深い専門性や豊かな教養へとつながる知識、技能
 2. ものの見方・考え方・学び方
 3. 自発的な問題提起、創造的・批判的な吟味検討ができる主体的な学び
 4. 多様な知の交流を行う能力、差異を認め合う共感力、コミュニケーション能力
を身につけるように、履修要項で伝えています。これらは、独り立ちした研究者へと学生を育む際に、陰に陽に伝えていることに他なりません。すなわち、基幹教育構想時に創り出された「アクティブ・ラーナー」という言葉には、従来、研究大学として行ってきた人材育成を、次世代に向け、継続、拡大、発展していくという思いが込められています。

 3つの基幹教育院附属組織、すなわち、Self-Access Learning Center(SALC)、次世代型大学教育開発センター、ラーニングアナリティクスセンターは、基幹教育のみならず全学的にも重要な役割を担っています。SALCでは、グローバル化に向け課外の英語教育に力が注がれています。文部科学省教育関係共同利用拠点認定(平成28年)を受け設置された、次世代型大学教育開発センターでは、「リベラルサイエンス」をキーワードとする新しいタイプの学際融合科目の開発に加え、大学教員の職能開発や専門人材養成に関しても、先導的に様々な情報発信・交換の場を提供しています。ラーニングアナリティクスセンターは、M2B学習支援システム(e-ラーニング(Moodle)、e-ポートフォリオ(Mahara)、およびデジタル教材(BookRoll))運用の中核を担い、とくに大規模学習データ解析による教育へのフィードバックに貴重な貢献をしています。さらに、Moodleの利用は、合理的配慮への対応においても、授業担当教員の情報交換など、効率的な協調的な支援体制づくりに大きな成果をあげています。

 基幹教育開発・運営の実績を踏まえ、「基幹教育」、「基幹教育セミナー」、「課題協学」、および「マギストレース」(3人の教員による共同教育体制)という4つの用語は、平成30年1月9日に商標登録が認められ、社会的にもその独自性・先進性が認知されました。

 基幹教育院は、これまでの活動を踏まえ、専門教育とのさらなる連携、大学院基幹教育の充実・浸透をはかり、学生たちをアクティブ・ラーナーとして送り出すカリキュラム開発・改良に努めてまいります。皆様の忌憚のないご意見、ご指導、ご鞭撻を希う次第です。