教員紹介
角 俊雄教授
Toshio Sumi
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専門分野
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位相幾何学
専門は「数学」で、理系ディシプリン科目の数学の実施に携わっています。数学といっても、幾何学、より詳細には位相幾何学を研究しています。最近は、ボルスク・ウラムの定理の拡張として、表現空間の間の写像が群の作用でつぶれないときのソースとターゲットの次元差について興味があります。また、2次元結び目の不変量、特に表現を用いた不変量について研究しています。いずれも群作用が関係しているので、局所的には群の作用により「均一性」が保たれているのですが、全体ではいかに「均一性」が崩れるのか興味深く、その性質を発見したいと考えています。
九州大学六本松キャンパス、箱崎キャンパスにて学生時代を過ごして、同級生を含め多くの方々に大変お世話になりました。院生になっても六本松キャンパスに訪れる機会が多くあったためか、六本松を通る際そこで過ごした日々を思い出します。六本松キャンパスの片隅に銅像「青陵の泉」があったのですが、一時期撤去されていたものが復活しています。銅像は旧制福岡高等学校の同窓会である青陵会が建てたもので九州大学とは直接の関係はないのですが、その像を見るたびに昔のことが思い出され懐かしさを感じます。九州大学が伊都に移転してもう10数年が経ちました。最近、箱崎の近くを歩いたのですが、筥崎宮は以前のままのようですが、商店街は閑散としている印象を受けました。箱崎キャンパスの再開発により賑わいが復活してくれればと思います。伊都キャンパスも早く昔の箱崎キャンパスの近くの商店街の賑わいが感じられるような場所になってくれたらと願います。
基幹教育院には設立時からお世話になっていますが、自分の専門分野に限らず、さまざまな学問分野に広く触れたり、教育に携わったり、多くの学びの機会に恵まれています。研究分野や研究してきた環境の違いからか、考え方は結構違うことがありますが、それはそれで継続して良い影響を受けています。研究に関して、浴室内や就寝しようとしたときに急にアイディアが浮かんだりして、そのほとんどは潰れますが、それで問題が解けたときの嬉しさはひとしおです。いつから、切符などで4桁の数字を見つけると、四則演算で10が作れないか考えてしまいます。オタクといわれそうですが結構楽しめますよ。継続は力なりです。
写真:青陵乱舞の舞
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