九州大学 基幹教育院 次世代型大学教育開発センター

基幹教育セミナー公開体験授業を開催しました

平成29年8月26日(土)に学部混合・全学一斉展開型科目開発のためのワークショップ「基幹教育セミナー」公開体験授業を開催しました。参加者はグループに分かれ、「グループワークへの誘い」「対話と省察を通して、学びの意味を深める」「プレゼンテーションとピアレビューによって、表現・対話・省察の好循環を形成する」と題された3つの授業を体験しました。

開催概要

開催案内(PDF) ポスター(PDF)

【日時】平成29年8月26日(土)13:30-17:00
【会場】九州大学 伊都キャンパス センター1号館1409教室(アクティブラーニング室)

【対象】大学の教職員
【定員】30名(先着順)
【参加費】無料

【内容】
・開会挨拶:谷口説男(基幹教育院 副院長・教授)

・本科目の概要についての説明
木村政伸(基幹教育院 教授)

・「グループワークへの誘い」
斎藤新悟(基幹教育院 准教授)

・「対話と省察を通して、学びの意味を深める」
小島健太郎(基幹教育院 准教授)

・「プレゼンテーションとピアレビューによって、表現・対話・省察の好循環を形成する」
鎌滝晋礼(基幹教育院 助教)

・質疑・総合討論 司会:川島啓二(基幹教育院 教授)

・閉会挨拶:野瀬健(基幹教育院 教授・副院長補佐)

開催報告

【参加者情報】
学外:14名(うち県外 1名)
学内:17名
合計:31名

【アンケート結果】
《満足度》
満足:12 概ね満足:6 どちらともいえない:0
やや不満足:0 不満足:0

《参考になった点》(抜粋)

  • ミラーリングを「傾聴」や「伝わる発表」の準備として使えるというのが良かった。
  • ミラーリングによって、聞く力、話す力を気付かせ、かつアイスブレークを行う手法が良い経験になった。
  • 文理問わず、「学び」をキーワードに授業を進める点。ミラーリングは取り入れてみようと思った。
  • ミラーリングなどのコミュニケーションに関する学習法は臨床演習の初期教育に適切であると考えた。

※事務局による補足:ミラーリングについては以下の資料が参考になります。
・田中岳先生(現 東京工業大学 准教授)の講演資料「“語る”と“聴く”を繋げる初年次セミナー -九州大学基幹教育カリキュラムを事例に-」(PDF)
ミラーリングについて|基幹教育セミナー(PDF)

  • 高校での授業でも活用できる手法を学ぶことができた。
  • グループでのディスカッション(発表者がグループを移動していくetc)の方法について取り入れたい。
  • 少人数授業を行う上での人の動かし方、仕切り方を初めて受け手として体験できたので、今後の機会の参考にしたい。
  • 教室内の雰囲気作りの重要性をたびたび示していたことが印象に残った。
  • 具体的な実践事例を単に知識として得るだけでなく体験することができて大変良かった。
  • 全学的にアクティブラーニングを普及させる意図があって、始めたという点は良い取り組みだと思った。
  • アクティブラーニングの手法を全学に普及させるために、一般部局の先生に多くのクラスを持ってもらっているというお話がとても気になった。その場合、FDなども手間がかかると思う。その話も何かの機会に伺いたいと思った。
  • 基幹教育セミナーが必修科目であり、評価が合格・不合格のみというところ。
  • 学生の反応を伺うことで、この教育方法が大変活かされていることが分かった。
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