九州大学 基幹教育院 次世代型大学教育開発センター

授業外学習支援WSを開催しました

平成30年1月19日(金)FD・SDワークショップ「これからの授業外学習支援を考える ―九州大学附属図書館の活動事例を通して―」を開催しました。前半の講演では、伊都図書館の野原ゆかり氏に図書館TA(Cuter)の活動概要や図書館での活動現場から見えた授業外学習支援の成果・課題、そして、展望について紹介頂きました。後半のワークショップでは、学生・教職員混合のグループに分かれ、講演の感想や各自が携わる授業外学習支援について、意見交換を行いました。また、今回の講演会・ワークショップには、学習サポーターSALC(Self-Access Learning Center)からの参加者もあり、学内の異なる授業外学習支援の関係者が交流できた場ともなりました。

開催概要

開催案内(PDF) ポスター(PDF)

【日時】平成30年1月19日(金)14:30~16:30
【会場】
九州大学 伊都キャンパス
新中央図書館アクティブラーニングスペース

【定員】30名(先着順)
【参加費】無料

【プログラム】
14:30~15:30
九州大学附属図書館の実践事例に関する講演(60分)
《講演タイトル》
大学図書館における授業外学習支援の取り組み―九州大学の図書館TA(Cuter)の挑戦「九大らしい自ら学び続ける人の育成」―
《講師》
野原ゆかり(九州大学 附属図書館 伊都図書館)

15:30~16:30 これからの授業外学習支援を考えるワークショップ(60分)

開催報告

【参加者情報】
学外:4名(うち県外 2名)
学内:28名
合計:32名

【アンケート結果】

《満足度》
満足:11 概ね満足:2 どちらともいえない:0
やや不満足:0 不満足:0

《参考になった点》(抜粋)

  • 講習会の行い方、学生の不安や望むことについて参考になりました。
  • やる気のある学生だけでなく、全ての学生へのサポートができる仕組みが必要という話は参考になった。
  • 「院生が活躍できれば大学の教育力・研究力は向上する!」という考え方は、まさにその通りだと思った。
  • (後半のワークショップで)図書館以外の授業外学習支援の事例を聞けて参考になった。GWや夏休みをはさむと学部1年生のモチベーションががぐっと下がるという実感は全員が抱いていて興味深かった。
  • 図書館に学生をどう集めるのか、という課題は大きいと思う。幅広くイベントをするにも人材と予算が必要なので、まずは大学側の理解と広報だろうか。
  • SALCと同じ問題を抱えていることが分かった。今後もどんな対応をしたらいいか、discussionしたい。
  • 学習サポート室と図書館Cuterの連携や授業と講義での周知があれば、授業外学習が活発になると感じた。
  • 今回のように、Cuterと教職員がフランクに意見交換できるインフォーマルな場があるとよいと思った。
    【野原さんからのコメント】今回のワークショップでは、様々な立場の方々と意見交換することができ、私にとってもCuterにとっても大変有意義な場となりました。このような機会を与えてくださった皆様にあらためて感謝申し上げます。今後は図書館でも、Cuterによる対話型のイベント等、フランクな意見交換の場を積極的に設けたいと考えています。その際は皆様お誘いあわせの上、ふるってご参加ください。

《分からなかった点・もっと説明してほしかった点》(抜粋)

  • 学生の学問へのモチベーションを維持させる方法など色々な意見を知りたいと思った。
  • 学習サポート室でもイベントをすべきか、どのように授業外学習を周知しているのか。
    【野原さんからの回答】1年生向けの講座を継続してやってきたことで、学生の間でのCuterの認知度は上がったと感じています。相談デスクで待っているだけではなかなか来てもらえないので、イベント等でこちらから仕掛けていくことも大事だと思います。周知の方法は、ウェブサイト、ポスター掲示、学生ポータル、教員メーリングリスト等を活用していますが、ワークショップでは、もっと足を使うことが大事!というご意見もあったようです。今後はサポート室とSALCとCuterで連携して、足を使って色々と仕掛けていきましょう。

《その他のご意見・ご要望》(抜粋)

  • 講演にあった学習相談デスクでの案内・指導例について、実際にあった事例集(どんな相談・どう対応したか?)をまとめたものを公開してほしい。
    【野原さんからの回答】実際にあった相談とその対応の蓄積・公開は、相談に来る学生のためにも、Cuterの対応マニュアルとしても有用だろうと以前からCuterたちと話題にしてはいたものの、実現に至っていませんでした。ご意見をいただき、相談事例の公開が先生方との情報共有としての意義もあることに気づきました。あらためてウェブサイト等での公開を前向きに検討したいと思います。
  • 詳しいプログラムを事前に知らせて頂けたら助かる。
    【事務局からの回答】ご指摘ありがとうございます。ワークショップの流れなど、当日のプログラム詳細が事前に分かった場合は、参加予定者に内容をお送りすることを検討いたします。
  • イベントの情報をもっと広く知らせてほしい。
    【事務局からの回答】現在のところ、イベント広報には、学内へのポスター掲示とメーリングリスト配信を行っています。本拠点事業専用のメーリングリストも用意しております(こちらから登録できます)。今後はより広報活動にも注力していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
PAGE TOP