九州大学 基幹教育院 次世代型大学教育開発センター

九大AL教室(プレゼン)を開催しました

令和2年1月11日(土)・12日(日)に九州大学アクティブラーニング教室「テクニカルプレゼンテーション」を開催しました。今回の九州大学アクティブラーニング教室は、参加者それぞれのプレゼンテーション能力を高めることを目指した実践的な機会としました。研修会当日は、プレゼンテーションの一般的な考え方や注意点を学ぶことから始め、ビブリオバトルやショートプレゼンの実践・改良を行いました。参加者はグループワークも通して、相互にプレゼンテーションについて学び合いました。

開催概要

開催案内(PDF) ポスター(PDF)

【日時】令和2年1月11日(土)・1月12日(日)
【会場】九州大学 伊都キャンパス
センター3号館3105・3106教室

【定員】20名(先着順)
【参加費】無料
【対象】プレゼンテーションに関心のある大学教職員、大学生・大学院生、高校教職員

【講師・ファシリテーター】
長谷川光一(大阪工業大学 知的財産研究科・准教授)

【プログラム】(適宜休憩を挟みます)
1日目(1/11):10:30~18:10
1) 講義:プレゼンテーションの基礎 アカデミックプレゼンテーションの特徴と弱点
2) チームビルディング
3) スキルトレーニング1:自分のプレゼンの特徴に気づく ~如何に伝わらないか・どう伝わっているか~
4) スキルトレーニング2:ビブリオバトルを用いたプレゼン構造理解1(論理と感情)

2日目(1/12):10:30~18:10
1) スキルトレーニング3:ビブリオバトルを用いたプレゼン構造理解2
2) スキルトレーニング4:時間管理と抽象化 手短に伝えられるか
3) プレゼンツールのインパクト Preziによるプレゼン
4) 講義とまとめ

【持参するもの】
1) これまでに実施したプレゼンテーション資料およびその論文(できれば1部印刷しておく)。プレゼン資料は20分~30分程度の発表時間を想定したもの。
(参加者同士でブラシアップするために使用します。)
2) 自分が面白いと思っている書籍1冊(できるだけ自身の専門分野外のもの)

開催報告

【参加者情報】
学外:6名(うち県外 3名)
学内:4名
合計:10名

【アンケート結果】

《参考になった点》(抜粋)

  • プレゼンテーションする際、「テーマや主張」「相手に行動を起こさせたいこと」「事実(データ、事例、理論)」「まとめ」を一度ノートに整理して資料を作るようになった。
  • ラボリトリートなどで、チームビルディングの方法を取り入れたい。また、ラボミーティングで、スライドなしのプレゼンテーションの機会を取り入れたい。
  • ビブリオバトルを授業に取り入れて生徒のプレゼンテーション能力を上げていきたい。
  • 自分が担当する授業でもビブリオバトルを実施していたが、時間の関係で期末のラスト1コマのみを使っていた。今回の研修会で、ブラッシュアップした2回目を行なったことが、発表者の工夫や、読書の仕方自体にも影響を与えることに改めて気付かされた。反省だけではなく、次に活かすことが大事だなと思った。今後はなんとか2コマを捻出して実施できればと思った。
    【長谷川先生からのコメント】振り返りと改善、第2回目の発表の場は、本人の成長にも周囲の気づきにも重要だと思います。

《分からなかった点・もっと説明してほしかった点》(抜粋)

  • 長谷川先生の専門知識をもっと伺いたかった。でも今回は、参加者が体験学習に満足されていたのでこれで良かったとも思った。
    【長谷川先生からの回答】集中講義ということで互学互習のスタイルにしています。座学というか私が話す時間をもっと増やしたいのですが、時間が不足気味のため、悩ましいです。もう少し全体を調整してみたいと思います。
  • 学会発表(専門家に対するもの)と授業(初学者に対するもの)での発表の違いについて知りたかった。
    【長谷川先生からの回答】1点だけ挙げるとすれば、前者は専門知識を増やすために、好奇心を持って聞くのに対し、後者は専門知識を学ぶために聞いています。私が講義をする際には、後者は”自分の想定以上にわかっていないことがあるので、それを探索することも忘れない”という意識で資料を作っています。
  • 参加者への案内に、持参する本はビブリオバトルに使用するという情報を加えて頂けるとさらに助かる。スケジュールにはビブリオバトル、持参するものには本と記載があったが、ビブリオバトルの内容を知らない人には、この情報が書いてあるとずいぶん助かると思う。
    【長谷川先生からの回答】今回は少しあいまいな表現だったと思うので、次回には明記したいと思います。
  • 二日目のプレゼンのための準備時間がもう少しほしかった(1週間くらい)。その理由は、5分のプレゼンでもいつもそれくらい準備に時間をかけるので、いつものレベルのプレゼンに対する評価がほしかったから。できる人だけも1分か5分のプレゼンがあるので事前に準備しておくこと、と課題を出しても良いかもと思った。
    【長谷川先生からの回答】集中講義の日程を空けてもよいかと検討はしましたが、瞬発力を養う意味もあり、今回のような日程にしました。1分・5分の課題については事前に出しておくことを検討したいと思います。
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