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【開催報告】リベラルサイエンス教育開発FD「学際融合教育を考える ~科学コミュニケーション教育の事例を通して~」

 

2022年12月15日に、リベラルサイエンス教育開発FD「学際融合教育を考える ~科学コミュニケーション教育の事例を通して~」を開催しました。この研修では、オンライン動画配信と対面研修を組み合わせて行われました。

概要は以下のとおりです。

 

  1. オンデマント動画(Youtube)の視聴。
  2. その後、Zoomを用いたオンラインで質疑応答。
  3. 12月15日の対面研修にて、授業体験(オンデマンド動画で紹介した実践例の一部)と意見交換。

 

また、スケジュール及び対面研修の報告は以下の通りです。

【日時】

1)オンデマンド動画配信:令和4年12月5日(月)~令和4年12月25日(日)

2)オンデマンド動画に対する質疑応答など:令和4年12月12日(月)18:30~19:30

3)対面研修:令和4年12月15日(木)15:00~17:00

 

【場所】

1)オンデマンドによる動画配信+2)Zoomによるオンラインでの質疑応答

3)九州大学伊都キャンパス センター1号館

 

【講師】小林 良彦(大分大学教育学部・講師)

 

【オンデマンド動画申込者数】
 学外:50名 学内:18名 計:68名

【対面研修参加者数】
 学外:1名 学内:5名 計:6名

 

 

12月15日の対面研修では、動画で紹介されていた小林先生の活動事例を、参加者のみなさんに実際に体験していただきました。

 

<地図ワーク>

  1. 2人一組になり、それぞれに地図が配られます。
  2. 1人が道案内役として相手に目的地までの道のりを指示します。
  3. もう1人は案内役のガイドを頼りに目的地までの道筋をたどります。

 

案内する側とされる側の地図は、内容はほぼ同一ですが、向きが違っていたり、表示されている内容も欠けている部分があったりして、目的地にたどり着くのは困難な様子。自分の知識や見解を、その内容を知らない相手に理解してもらうには、既成概念を捨て、相手の立場に寄り添って説明することが重要だという事がワークから見て取れました。

また、説明を聞く側も、自分の判断で物事を進めずに、

「こういう事ですよね?」

と相手に適宜確認しながら進めていくことが目的地到達の秘訣のようでした。

 

<サイコロトーク>

  1. 質問が書かれた10枚程度のカードを裏向きにします。
  2. 質問を1枚めくります。
  3. 参加者の名前が書かれたサイコロを振ります。
  4. サイコロで出た名前の人が質問に答えます。

 

 

「自分の分野に関する最近のビッグニュースは?」

という質問に対して、回答者は専門分野を参加者全員にわかりやすく表現するのに意外と苦戦していました。

また、

 「自分の研究は世の中の役に立っているか?」

という質問に関しては、回答者は皆自信をもって肯定し、それ以外の参加者も、ご自身の研究に対する熱い思いを語っておられました。

 少人数での開催もあって、全員が積極的に意見を出し合っているのがとても印象的な研修でした。研修の内容が、参加者の今後の授業設計の手助けになることを願っています。

 

【参考】

対面研修で実施した地図ワークとサイコロトークの詳細については以下をご参照下さい。
 
小林良彦・長沼祥太郎
基幹教育紀要 Vol.8 p123-p136 (2022)

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