2023年10月21日に、大学院基幹教育科目「ディベート」(JDA九州ディベートセミナーと合同開催)が集中講義で開講されました。当該科目は九州大学アクティブラーニング教室として教職員向けにも開講され、大学教員の方々にも講義と実際の試合を体験していただきました。
【日時】2023年10月21日(土)10:00~17:00
【会場】九州大学 伊都キャンパス センター1号館
【講師】久保健治(日本ディベート協会・理事)、蓮見二郎(九州大学法学研究院・教授)、井上奈良彦(九州大学名誉教授)
【対象】
・ 基礎演習などでアクティブラーニングを実施する事になった方
・ ゼミや講義などでディベートを取り入れたいと思っている方
・ その他、ディベートを教育活動に取り入れたいと考えている方
【主催】日本ディベート協会(JDA)九州支部
【共催】九州大学言語文化研究院、九州大学基幹教育院次世代型大学教育開発センター
——-開催報告——-
【参加者数】学外:3名 学内:4名 計:7名
【プログラム】
10:00~12:15(ディベート理論の指導方法)
12:15~13:15 昼休み
13:15~14:10 ディベート実践(準備)
14:20~15:40 ディベート実践(試合)
15:50~17:00 ディベート実践(審判)、質疑応答
午前は、課題解決力を身につけるためにディベートを行うメリットや、ディベートのスタイル、立論(主張の論証)の書き方などを講義形式で学びました。余談もあり、練習問題もあり、受講者を飽きさせない内容になっており、受講者も熱心に質問をしていました。
午後は、事前に議題を提示して調査する形式のディベートではなく、その場で議題を決めて、限られた時間で立論や反論を行う即興ディベートを行いました。
「日本の企業に就職したら、日本人のように振る舞うべきである」という難しい議題について、
肯定派も否定派も初めてのディベートととは思えないほど立派な試合が繰り広げられました。
その後、同じ議題で別の試合動画を視聴し、その審判をするこということも行いました。
——-参加者の感想——-
- 準備時間内に立論を考えるのが難しかった(反論や、想定される反論に対する再反論など)。
- (ディベートではなくなるが)相手側の理論の落としどころを見つけて、新しい意見が生まれればいいなと思った。
- スピーチシート(講師が提供)があることで、ストーリーを立てやすかった。
- 詰め将棋みたいだなと感じた。