2022年10月29日に、大学院基幹教育科目「ディベート」(JDA九州ディベートセミナーと合同開催)が集中講義で開講されました。当該科目は九州大学アクティブラーニング教室として教職員向けにも開講され、大学教員の方々にも講義と実際の試合を体験していただきました。
【日時】2022年10月29日(土)10:00~18:00
【会場】九州大学 伊都キャンパス センター1号館
【講師】久保健治(日本ディベート協会・理事)、蓮見二郎(九州大学法学研究院・教授)
井上奈良彦(九州大学言語文化研究院・教授)
【定員】午前の部:40名 午後の部:25名
【参加費】無料
【対象】
・ 基礎演習などでアクティブラーニングを実施する事になった方
・ ゼミや講義などでディベートを取り入れたいと思っている方
・ その他、ディベートを教育活動に取り入れたいと考えている方
【主催】日本ディベート協会(JDA)九州支部
【共催】九州大学言語文化研究院、九州大学基幹教育院次世代型大学教育開発センター
——-開催報告——-
【参加者数】学外:6名 学内:7名 計:13名
【プログラム】
10:00~12:00(ディベート理論の指導方法)
12:00~13:00 昼休み
13:00~14:00 ディベート準備の実践
14:05~15:00 ディベート指導の実践1
15:10~17:30 ディベート指導の実践2
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午前は、課題解決力を身につけるためにディベートを行うメリットや、ディベートのスタイル、立論(主張の論証)の書き方などを講義形式で学びました。余談もあり、練習問題もあり、受講者を飽きさせない内容になっており、受講者も熱心に質問をしていました。
午後は、
「日本は救急車の利用を有料化すべきである。是か非か」
という議題について、受講者が肯定派と否定派に分かれて、実際に試合を行いました。
その後、同じ議題で別の試合動画を視聴し、その審判をするこということも行いました。
ディベートというと単なる肯定派と否定派のディスカッションに思われがちですが、いくつかのルールに則り、異なる価値観や意見をリスペクトをもってぶつけ合う、紳士的なスポーツです。今回の研修でも、意見を出し合い、出た意見は尊重しながら研鑽し、全ての参加者にとって実りあるものになったのではないかと思います。