2023年10月24日に、公開研究会「アウトカム・ベースの大学改革と職業コンピテンシー非接続のジレンマ」がハイフレックスで開催されました。
本研究会は、九州大学未来人材育成機構の深堀先生が研究代表者を務める科学研究費補助金「大学教育における学問分野の固有性と横断性‐参照基準とカリキュラム構造の分析」(基盤 研究B(一般)23H00980)での講演および指定討論をウェビナーで同時配信して行いました。
【日時】2023年10月24日(火)10:30~12:30
【会場】九州大学 伊都キャンパス センター1号館
【対象】大学教育の目的・方法・教学マネジメントに関心のある大学等教職員
【プログラム】
司会: 小湊卓夫(九州大学 基幹教育院 次世代型大学教育開発センター・副センター長)
- 開会挨拶
- 趣旨説明
深堀聰子(九州大学 未来人材育成機構・教授) - 基調講演1「大学教育の分野別質保証のための『参照基準』の意義」
北原和夫(国際基督教大学・名誉教授、東京工業大学・名誉教授) - 基調講演2「日本における職業コンピテンシーと学位・資格枠組み(NQF)」
吉本圭一(滋慶医療科学大学・教授、九州大学・名誉教授) - 質疑応答・ディスカッション
コメンテーター:栗田貴祥(リクルート就職みらい研究所・所長)
モデレーター: 深堀聰子(九州大学 未来人材育成機構・教授) - 閉会挨拶
——————————— 開催報告 ————————————
【参加者数】学外:50名 学内:6名 計:56名
—————————— 参加者の感想 ——————————
- 現状の課題について広い視野の必要性を感じることが出来た。
- 様々なテーマで、学の立場からと産の立場からの両方の視点で聞けました。
- 学生の長期キャリアが重要だと学生本人はわかっているけど、大学も企業もいまひとつついていけてない話が印象的でした。
- 実際、大学と企業の不連続はあるのでしょうが、一方で、相互理解がないことにより、不連続があるように誤解している部分もあるのだろうと感じました。