2024年9月5日(木)・9 月6日(金)に「大学評価・IR 担当者集会2024」が下記の内容にて開催されました。
詳細については開催案内をご覧ください。
┃開催概要
【日時】
令和6年9 月 5 日(木)9:30〜16:30
令和6年9月6日(金)09:00~12:00
【会場】
対面 会場:西南学院大学 2 号館
https://www.seinan-gu.ac.jp/introduction/facility/campusmap.html
福岡市早良区西新 6-2-92
【実施主体】
主催:大学評価コンソーシアム、九州大学 基幹教育院 次世代型大学教育開発センター
共催:大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 統計数理研究所、日本計算機統計学会
【プログラム】
9 月 5 日(木)
・9:30〜10:00 全体会
本集会の趣旨を説明するとともに、本コンソーシアムの最近の活動報告としてWeb サイト及びメーリングリストの移行について、今後の活動の見通しとして第 3 期行動計画等について説明するものです。
・10:00〜16:30 R1:IR 初級者セッション
(参加申込リンク:https://ueii.kyushu-u.ac.jp/fdp/event/details/336)
本セッションでは、IR担当者になったばかりの方(概ね1年未満の経験をお持ちの方)を対象に、「IRについての基本的な考え方」、「IR業務を円滑に進めるうえでの課題や注意点」、「米国におけるIR」および「データ処理の基礎」等について学びます。前半は講義、後半はエクセルデータ(架空の出席データ)を使ったIRデータ処理の体験演習とグループディスカッションとなります。(※講義の内容は、過去に実施したIR初級者研修会の内容と重なる部分がありますのでご注意ください。)なお、演習では、パソコンを使いますので「必ず」ご持参ください。また、演習の目的は、IRデータ処理を実際に体験していただくことです。エクセルの操作方法等に関してはその詳細を扱いませんので、ご承知おきください。
・10:00〜16:30 E:評価初心者セッション
(参加申込リンク:https://ueii.kyushu-u.ac.jp/fdp/event/details/337)
評価担当者として「評価とは何か」について基本的事項を理解するためのセッションです。評価に関する基本的知識を講義した後、自己評価書作成(チェック)演習を4人前後によるグループで行います。想定する参加者は、評価の実務経験がほとんどない方(概ね1年未満)です。
・10:00〜16:30 ER1:評価・IR 課題共有セッション
(参加申込リンク:https://ueii.kyushu-u.ac.jp/fdp/event/details/338)
大学評価や IR で一定程度業務経験をお持ちの方を対象に、自大学等における課題を持ち寄り、参加者同士で解決策を探るセッションです。事前に入力いただいた参加者の属性情報、経験年数、ご関心等を踏まえ、概ね4人班を編制し、相互に情報共有・意見交換を進めていただきます(全ての班にファシリテーターを配置できない場合もあります)。最後に、班ごとの簡易的なまとめ(スライド1枚程度)を作成していただき、参加者全員で情報共有します。
・9月6日(金)
09:00~12:00 R2:IR 実務担当者セッション
(参加申込リンク:https://ueii.kyushu-u.ac.jp/fdp/event/details/339)
5名の話者が提供するIR実践事例を、原則的に全問回答の質疑応答で掘り下げることで実践力向上を図るセッションです。完了事例だけでなく現在進行形の事例の報告も可とします(概ね7、8割は進行しているもの)。プログラムは別紙1をご覧ください。
・09:00~12:00 S:初歩的な統計講座
(参加申込リンク:https://ueii.kyushu-u.ac.jp/fdp/event/details/340)
事務系職員を対象としたデータを分析する際に最低限持っておきたい統計の基礎知識を学ぶ勉強会です。データの種類を確認することからスタートし、データの散らばりの指標やグラフ表現、2 変数の関連性の分析、母集団と標本の考え方などを学びます。簡単な演習問題に取り組む時間を設ける予定です。なお演習ではExcel を使いますのでパソコンを「必ず」ご持参ください。
・09:00~12:00 ER2:IR/内部質保証を機能させる体制等検討会
(参加申込リンク:https://ueii.kyushu-u.ac.jp/fdp/event/details/341)
学部・学科運営に関わる副学部長や学科長等、事務部門の部課長等の役職者(経験者含む)を主たる対象者(未経験者でも、興味・関心のある方の参加可)とし、IR や内部質保証の体制を機能させるための条件等について検討するセッションです。当日の議論のための参考情報として、米国の一般的な大学に存在する「Provost」という役職についての概要説明に加え、日本の大学における取組事例や調査結果などを話題提供させていただいたのち、参加者との討議を通じて、今後、日本の大学において IR や内部質保証の体制、仕組み等が機能するには何が必要なのかを整理します。
・09:00~12:00 ER3:評価・IR 担当者のための「ロジックモデル・評価指標」策定演習
(参加申込リンク:https://ueii.kyushu-u.ac.jp/fdp/event/details/342)
大学には内部質保証システムを構築し、継続的な改善を行う仕組みづくりが求められていますが、目標や計画の進捗状況を評価することが困難であり、より適切な改善策の提案に至らない大学も多いようです。どのように計画を策定し、適切なデータを用いて客観的に評価することができるのか、計画立案や指標に関する理解は、評価・IR 担当者にとって必要な基礎知識の1つです。
このセッションでは、評価・IR の初心者/初級者を対象に、政策評価等で活用される「ロジックモデル」の手法を用いて、計画を構成する要素や、評価が可能な計画となるような評価指標と評価基準の理解を目指します。ロジックモデルに関する基礎的な講義とサンプル教材による演習、また所属大学での計画等も教材として、評価につながる計画とは何か、改善を導く評価・データ活用とは何か、継続的改善を構築する観点や手法を身につけることを目的とします。
・09:00~12:00 ER4:大学評価・IR 担当者向け合同相談会[試行編]
(参加申込リンク:https://ueii.kyushu-u.ac.jp/fdp/event/details/343)
近年、国立大学法人評価では年度計画・年度評価の廃止による自己点検・評価の実施が強化されたり、機関別認証評価では大学独自の内部質保証システムの構築・運用が求められたり、ほとんどの大学で設置された IR 組織における業務の多様化が進んできたりと、「共通テーマ」の設定が困難になりつつあります。本セッションでは、このような変化に対応するとともに、担当者の個別ニーズや課題を把握し、解決のヒントを見出すため、試行的に「合同相談会(仮称)」を実施します。今回設定するテーマは、大学評価(法人評価・認証評価)、教学①(3ポリシー・アセスメント)、教学②(FD・学生調査)、データ分析・可視化(BI ツール)の4つです。テーマ毎にブースの設置及び複数スタッフの配置を行い、参加者の疑問や個別相談に対応する予定です。
┃開催報告
【参加者数】230名(学外:8名、学内222名)