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詳細内容

九州大学 基幹教育院 次世代型大学教育開発センター > 九州大学アクティブラーニング教室「テクニカルプレゼンテーション」

九州大学アクティブラーニング教室「テクニカルプレゼンテーション」

日時:平成31年1月26日(土)・1月27日(日)
会場:九州大学 伊都キャンパス センター2号館2105教室

対応モジュール:大学教員職能開発

 

┃九大AL教室(プレゼン)を開催しました

 

平成31年1月26日(土)・27日(日)に九州大学アクティブラーニング教室「テクニカルプレゼンテーション」を開催しました。今回のFDは、大学院基幹教育科目「テクニカルプレゼンテーション」を九大AL教室としても開放するという形式で、開催されました。当日は、プレゼンテーションの注意点などに関する講義に始まり、ビブリオバトルやショートプレゼンの実践・改良を行いました。参加者はディスカッションやグループワークも通して、相互にプレゼンテーションについて学び合いました。
 

┃開催概要

開催案内(PDF) ポスター(PDF)

【日時】平成31年1月26日(土)・1月27日(日)
【会場】九州大学 伊都キャンパス
センター2号館2105教室
※伊都キャンパスマップの66番です。

【定員】20名(先着順)
【参加費】無料
【対象】大学教職員、大学院生、プレゼンテーションにご関心のある教育関係者

【プログラム】(適宜休憩を挟みます)
1日目:10:30~18:10 ※12:00~13:00 お昼休憩
1) 講義:プレゼンテーションの基礎
2) チームビルディング
3) プレゼンテーショントレーニング1:如何に伝わらないか・どう伝えるか
4) ピアインストラクション

2日目:10:30~18:10 ※12:00~13:00 お昼休憩
1) プレゼンテーショントレーニング2:プレゼン資料のブラシアップと振り返り
2) プレゼンテーショントレーニング3:時間管理と抽象化
3) プレゼンテーションツールの使い方(可能であればPreziについて)
4) 講義とまとめ

【講師・ファシリテーター】
長谷川光一(大阪工業大学 知的財産学部・准教授)、大河内豊(九州大学 基幹教育院 准教授)

【持参するもの】
・これまでに実施したプレゼンテーション、およびその論文(できれば1部印刷しておく)
(参加者でブラシアップするために使用します。)
・面白いと思っている書籍1冊(できるだけ専門分野外のもの)


┃開催報告
【参加者情報】
学外:5名(うち県外 1名)
学内:5名
合計:10名

【アンケート結果】
《満足度》
満足:3 概ね満足:2 どちらともいえない:0 やや不満足:0 不満足:0

《参考になった点》(抜粋)

  • ストーリーを作ってプレゼンテーションを作成することの大事さを改めて感じることができた。
  • 「繭の糸理論」にあるように聞き手のことを最大限に考慮して、分からない奴が悪いという考えは捨てようと思った。
    【長谷川先生からのコメント】理論というほどのものではないので恐縮です。専門家の頭の中にある知識や思いは、膨大かつ複雑に繋がっている一方で、しゃべる際には1つずつしか話せない。相手にどう伝わるか、伝えたいかを意識して工夫していただければと思います。

《分からなかった点・もっと説明してほしかった点》(抜粋)

  • 日常的にアウトプットしてプレゼンのスキルを高める方法があれば教えて欲しい。
    【長谷川先生からの回答】人それぞれ、得意な話し方や特徴があるので、自分にあった型を見つけ、磨いていくのが重要になると思います。例えば、1つのテーマを、何通りもの方法で話すトレーニングしては如何でしょうか。様々な相手に、同じ話を、違う話し方でするという方法です。その中で、自分がしっくり来る&聞き手が引き込まれる話し方を探っていくと、状況に応じた話し方が見出せるかと思います。
  • アニメーションなどの視覚効果の取り入れ方について聞きたい。
    【長谷川先生からの回答】私は、アニメーションはなるべく使わないようにしています。多用すると、聞き手の注意が散漫になりかねないと思っているからです。アニメーションを使う際には、クイズの答えを隠す、使用前・使用後の差を見せる、特に集中して欲しいキーワードを順番にみせるなどにのみ使うようにしています。スライドの一部をハイライトにしたい場合は棒でさすようにしています。
  • Preziの活用方法をもっと聞きたかった。
    【長谷川先生からの回答】時間配分が悪くてすみませんでした。次回は出来るようにしたいと思います。

《自分のプレゼンの気づかなかった特徴(良い点・悪い点)》(抜粋)

  • 話している時下を見がちなことに発表動画を見て気付いた。
    【長谷川先生からのコメント】多くの人に、色々な癖がありますが、話し手を見ない、下を見てしまう、というのは割と多い癖かと思います。ビデオを撮って確かめるのは良い方法ですので、ご自分でされてみては如何でしょうか。
  • タイトルとまとめの連動、短い言葉で的確に伝えることの重要性が分かった。
    【長谷川先生からのコメント】言い方を変えるだけで伝わる・伝わらないということが多々ありますので、工夫してみてください。
  • 専門的なことをどこまで噛み砕いて説明したら良いか迷って、結局分かりにくい説明になったしまった点。
    【長谷川先生からのコメント】噛み砕くと正確でなくなりかねない、というのが、専門家・研究者がプレゼン内容を分かりやすく説明しようとする際に突き当たる壁のひとつかと思います。具体的に何か分からないのでコメントがしづらいのですが、アナロジー・メタファーを使うのは、一つの方法になるかと思います。ただし、どんな風に噛み砕くのかは、相手次第で変わってくるので、其の点ご留意ください。
  • エビデンスが少なく説得力に欠けていた点。
    【長谷川先生からのコメント】どの発表か分からないですが、本当にエビデンスが不足してましたか?いずれの発表も大変面白かったです。その上で、説得力は、エビデンスのみから生まれるものではないことに言及しておきたいと思います。また、聞き手は説得力があると思っているかも知れません。これは一人では分からないので、聞き手と対話しながら作りこんでいってみてください。

《他の参加者のプレゼンテーションで、真似できそうなスキル》(抜粋)

  • 自分の研究内容が抽象的な場合、具体的数値を出したり身近な生活場面に置き換えるなどの手法が勉強になった。
  • 「間」をうまく使えるようになりたいと感じた。
  • 今までは主観を消すことをしてきたが、少しは主観を入れた発表をしてみてもいいのではないかと思った。
    【長谷川先生からのコメント】アカデミックプレゼンテーションでは、主観を除外することを求められることが普通だと思います。一方で、誰かを説得するときには、聞き手の感情に訴えることが多いと思われます。聞き手の感情を動かすためには、話し手の主観が重要な役割を果たすこともあります。時と場合によりますが、主観をうまく取り入れるようにしてみるのは良い試みだと思います。

《これまで聞いた中で印象に残ったプレゼンの特徴》(抜粋)

  • 興味を惹くような絵や写真が多く、話は簡潔であること。
  • プレゼンの目次を見せながら説明を進めるもの。
  • 紙芝居形式のプレゼンテーションが分かり易いと感じた。
    【長谷川先生からのコメント】たまに紙芝居方式を見かけることがありますが、面白いですよね。絵が多少なりと描ければ、紙芝居も面白いと思います。

《これまで聞いた中でつまらなかったプレゼンの特徴》(抜粋)

  • ただ淡々とプレゼンをしているもの。
  • 1枚のプレゼンテーションに多くの情報がありすぎる。文字が小さすぎる。説明がプレゼンの内容とほぼ同様な形ですすむなど。
  • とにかく一文が長く、何が言いたいのか結局は分からないこと。
  • スライドに書いてある内容と話している内容があまり一致していないプレゼン。

《その他》(抜粋)

  • 学生さんと受講することができ刺激を受けることができた。
    【事務局からのコメント】貴重なご感想、ありがとうございます。本センターのFDには、大学教職員だけでなく、高校教員や大学院生にも参加して頂いております。今後も、多様な人が学び合える場を企画してまいります。

 

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