岡本剛准教授気まぐれ雑記

2024年03月15日

拙著『焚き火の脳科学』が発売され、大手書店さんを中心に平積みや面陳列で置いていただいているそうです。複数の媒体から取材もしていただいておりますので、徐々に露出が増えていくと思います。ありがたい限りです。

「出版記念キャンプ」と題して、1年以上ぶりに「キャンプおじさんず」の3人が熊本に集結する予定だったのですが、悪天候が予想されるため泣く泣く取りやめになりました。忙しすぎて爆発しそうになっているので、キャンプで一旦落ち着きたいものです。

2024年03月01日

いよいよ3月ですね。いよいよ『焚き火の脳科学』も発売されます。新宿西口のブックファーストさんでは、平積み(たぶん)で置いてくれるそうでありがたい限りです。ぜひお手にとってもらえれば嬉しいです。

花粉が飛んでいます。今年も点鼻・点眼・内服薬に加え、マスクとメガネで凌いでおります。ちゃんと花粉用のメガネを着けると目のかゆみが結構違いますね。でも、ソロキャンプに行ったら、諸々覚悟で全部外すんですけどね。

2024年01月31日

ついに『焚き火の脳科学』が予約開始になりました。初版にはスペシャルな帯と推薦文が付いてきますので、ぜひご予約ください。買ってくれて、直接お会いできて、希望があればサインします!!

2023年12月26日

これにて年内のお仕事終了~。どうせ自宅で色々やることになるとしても、一応仕事納めです。ある組織の立ち上げに関わっていることもあってめちゃくちゃ忙しかったのですが、ようやく少し休めます。

寒い日が続いていて、いよいよ薪ストーブキャンプかなぁと思っています。寒い日に活躍するものはたくさんありますが、最近買って良かったのはハクキンカイロ。もう手放せないくらい気に入っています。安定した暖かさが長時間続くのが嬉しい。あとはメリノウールの靴下とか、ワークマンの燃えにくいアウターとかですね。いつでもキャンプに行ける服装がそのまま仕事着になっています。

みなさま、どうぞ良いお年を。

2023年12月05日

怒涛の今週を乗り切るために、先週キャンプに行ってきました。最低8℃。サイト周辺は風が弱く、焚き火とカイロがあれば耐えられない寒さではなかったですが、これ以上寒くなると薪ストーブ投入かなぁと思いました。まだもう少しコンパクトキャンプを続けたい&久しぶりに真冬のハンモック泊もしたいとは思いますが・・・。

追伸:写真をベストショットに置き換えました。例によって私のPCの壁紙はしばらくこれを使っていきます。それにしてもAdobe Lightroomの威力はすごいです。RAW現像にもAI技術が入り込んで、写真とCGとの境界がどんどんなくなっている気がします。そうなるとフィルムの価値が一層高まっていきますね。

2023年11月09日

実は8ヶ月ぶりにソロキャンプに行っていました。先々週の平日に。その日はいい感じに山側から谷側に弱い風が吹いていたので、煙で燻されることなく、そのまま出勤して授業をしても学生に気付かれませんでした。まぁ、自分ですぐにバラしたんですが(笑)。やっぱり月イチくらいでキャンプに行かないと禁断症状が出てきますね。

少し前に新しいバックパック(75L!)を買っていたので、今回は、どうしてもバックパックキャンプ(バックパック1つ+クーラーバック程度で完結するキャンプ)をしたかったのです。無骨なソロキャンプを目指しながら、なんだかんだ荷物が増え続け、荷積み・荷下ろし・設営に結構な手間と時間がかかっていたのを見直したかったのです。

結果、あんなに大好きなガソリンランタンもオイルランタンも持っていかず、焚き火台はピコグリルのみ、そして焚き火以外の熱源はアルストのみという潔いシンプル・ソロキャンプが実現できました。めちゃくちゃ久しぶりにウッドクラフトもやりました(マドラー製作)。いやぁ、良かったです。初心に戻って楽しめました。シンプルが良いですね。

2023年10月24日

長らく万年筆を愛用し、紙とペンが(速さにおいて)最強だと言い続けてきましたが、最近それが揺らいでいます。というか、既に私のノート環境はiPad miniのGoodnotesに移行してしまいっています。手書きとほぼ遜色ないくらい反応が速く、簡単に修正や消去ができ、ノート数やページ数は増やし放題(全機能購入のため)で、とにかく快適だからです。

もちろん、問題もあります。Appleのクラウド保存と他社サービスでの自動バックアップで二重に保険はかけていますが、データ消失の危険性はゼロではありません。将来いつまでアプリが使えるのか(開発元が倒産するなど)わからないという不安もあります。また、後から改ざん可能なシステムであるため、実験ノートとして使うには適しません。ページを起こした時に自動的に日付が入り、書き終えた後で編集不可にできれば良いのですが、そういう機能は今のところなさそうです。

でも、道具は結局使い方次第。使い手の創意工夫の余地がある方が自由度は高いです。そういう意味では、やはり紙とペンは相変わらず最強かもしれません。

2023年10月18日

さて、私は誰でしょう。私は20年後の将来からやってきた将来人です。魔法のベストを着た瞬間、20年後の人になってしまいました。20年後は大変な世の中になっています。20年後の良い面はそれを実現するために、悪い面はそれを回避するために今すべきことを考えましょう。

これは、未来志向で政策立案などを行うのに有効な手法として最近脚光を浴びている「フューチャー・デザイン」という手法を大雑把に説明したものです。今年度後期、課題協学科目の私のクラスに導入して「これからの大学や学問」について考えてもらっています。学生さんは実際体験してどのように感じたのか、とても興味深いです。

ここ5年くらい強く実感していることとして、研究と教育と業務と趣味の境界がどんどんなくなってきていることがあります。私の本業は「脳科学」に関する研究ですが、脳は人の根幹なので、人を取り巻くすべてのことが研究対象になり得ます。人の考えなどに重点を置くと心理学や哲学など、科学の根幹に目を向けると数学、実験の技術的部分は工学や情報学、あと倫理的配慮なども関係します。そしてこれ以外の分野にもどんどん拡大して、多くの異分野の超融合状態になって研究をしています。

教育も同様で、新しい発想や手法などを積極的に取り入れたり考案したりしながら、ここでしかできない教育をしているつもりです。色々携わっている業務でもアクティブに動いています。合理的配慮申請のウェブシステム開発では、学生時代にやっていたSEのバイト、長い間趣味でやってきたウェブサイト構築、色々な共同研究プロジェクトをマネジメントしてきた経験などが全部活きています。焚き火についてもそうです(詳しくは話せるようになってから)。

必要に迫られながら積極的に手を広げてきたことが有機的に繋がるのは嬉しいものです。研究でも教育でも業務でも趣味でも、新しいことに深く取り組んで自分自身が楽しみ(時に苦しみ)つつ、結果的に多くの人の役に立ちたいという信念で、私は頑張っています。こういう思いが最近強くなったのも、自分自身がフューチャー・デザインをしているからかもしれません。ということで、最初に繋がりました!!

繫がりは自分の中で広がるだけでなく、もちろん色々な方へ広がっていきます。と言うより、人との繫がりから自分の中の繫がりが大きくなっていったと言うのが正しいです(これは毎年、基幹教育セミナーでも言っていることです)。私も家族も大興奮して考察しながら観ていた『日曜劇場 VIVANT』。その中で出てきたセリフ「お前は世界中を巻き込む大きな渦に入り込んだ」をちょっと思い出してしまうくらい大きな展開があることもあります。

今後も色々な展開があると思いますが、やっとシーズンが到来したので、まずはキャンプに行って焚き火をしながらゆっくり落ち着いて思索に耽りたいなぁと思っています。

2023年09月08日

日常的に何気なく感じている不満・不便なことって、慣れ(馴化)で誤魔化していませんか?私は、不満・不便なことこそ明確に認識し、その改善のために何かを変えることが大事だと思っています(カイゼンですね)。

私が最近ストレスを感じていたのは、トラックボールでした。ここ数年(いや5年位?)、ロジクールのMX ERGOを愛用していて、手がすっかり馴染んでいました。ただ2点、どうしても払拭できない不満があり、それがどんどん強くなってきたのです。1つ目はボディのゴムコーティング。ゴム系の素材は遅かれ早かれ加水分解してベタベタになっていきます。気になったらアルコールティッシュで拭くようにしていたのですが、拭いてもベタつきが取れなくなってきて、そろそろ限界かなぁと思っていました(前回もそれで買い替えたので、今使っているのは2代目)。2つ目はスクロールが遅いこと。設定でスクロール量を増やすと繊細なコントロールができなくなるので、基本設定は1~数行送り程度にしたいのです。他のマウスではスクロールホイールを勢い良く回せば加速が効くのですが、MX ERGOは加速できないので必死にホイールを回すしかなかったのが結構ストレスでした。

ということで、トラックボールを新調しました。今回、初めてのケンジントン製品(トラックボール業界ではメチャクチャ有名)で、SlimBlade Proトラックボールというフラッグシップ機を購入しました。結論から言うと、なぜ今まで使ってこなかったのか後悔するくらいしっくりきて、デスクワークのストレスが大幅に軽減されました。一見、エルゴノミクス感が弱いデザインに見えるのですが、実は非常に合理的です。少し斜めに置いて右手を載せ、設定をカスタマイズすることで、親指を左クリック、人差し指をトラックボール(人差し指を伸ばした先にHomeキー)、中指をスクロール、薬指を右クリック、小指の下の手のひらをEndキーに割り当てられます。繊細なカーソル移動は本来人差し指が適任で、それがバッチリハマっています。左右のクリックも特に違和感なし。2つのボタンの同時押しは慣れが必要ですが、現時点では、進む、戻る、閉じるをそれぞれ割り当てています。

キーボードは特殊な形状にあまりに慣れすぎるとノートパソコンで困るという経験をしているので、オーソドックスな形状ながら最高峰の一つであるリアルフォース(R2 PFU Limited Edition)を愛用しています。私のキーボード遍歴は、大学院生時代にバイト代を貯めて秋葉原で買ったKinesisから始まり、長期のHHKB(無刻印)愛用の後、FILCOのメカニカルキーボードに少し浮気してリアルフォースにたどり着いたという感じです。最初は煩雑だったHHKBのFn操作も慣れれば指移動が小さく超快適で、プログラミングをするには最適でした。が、いつまで経ってもカーソルキーが面倒だと思う瞬間があって、変えていったと記憶しています。

こういう仕事道具へのこだわりは、プライベートのキャンプギア選びにも遺憾なく発揮されています。

2023年08月09日

ようやく前期が終わりました。成績評価も残り1科目のみ。秋入学者の修論、院試、共同研究マネジメント、イベント準備など諸々大変でしたが、気分的に少しゆっくりできます。執筆中の本の原稿も残り少なくなってきたので、一気に書き上げていきたいと思っています。次こそは科研費も獲らないとなぁ・・・

さて、上の写真は欧米式の数字の書き方。国によって細かな違いはありますが、こう書いておけばたいてい通じるはずです。よく行くアメリカで見かけるのもだいたいこんな感じ。日本は結構独自の文化があって、数字の書き方も然り。国内で書類にこんな数字を書いて出すと怪訝な顔をされるかもしれませんが、間違われることは多分ないでしょう。でも、海外で日本式の数字を書くと(1, 7が特に怪しい)間違われたり読めないと言われたりする可能性があります。異文化理解は難しいですねぇ。

2023年07月07日

あれよあれよという間にもう7月になってしまいました。キャンプ・ブランクも(たぶん)過去最長の4ヶ月。少し涼しめのところに行って、テンカラで渓流釣りをして、釣ったサカナを焚き火で焼いて、ハンモックでゆったり過ごしたいナァ。

このサイトの配色をそのまま、私が愛用しているブラウザVivaldiのテーマにしました。公式からダウンロードできます。
https://themes.vivaldi.net/themes/PKbv8Pq2vr3

2023年05月23日

自分は素直な心の持ち主だと思っているのですが、やっぱりヒネクレているのかなぁと思うこともあります。

例えば、マジックのタネ(に関連する動作)がある程度わかります。マジックのタネを隠すためにマジシャンは巧妙にあの手この手で注意のコントロールを行います。「ここに〇〇があります。」「これを見ていてください」「おまじないをかけます」などと言いながら、観客の注意を右手周辺に集めるとします。私はその時、つい、左手を見てしまいます。そうすると、たいていこっそり素早く何かをしていることに気付きます。タネの詳細はわからずとも「今何か出したな」くらいはわかってしまうのです。

あとは、ミステリーもの(推理もの、探偵もの)の犯人がある程度序盤でわかります。犯人って、たいてい序盤から出てきて、主人公かその近くの人に自然に絡んできて、最も犯罪をしそうにない人であることが多いです。この法則に当てはまる人を何人か選べば、だいたい当たっています。複数犯、特に無関係なつながりで結ばれたグループだったりすると正確に当てるのは難しいのですが、そのうちの誰かがたぶんこの法則に当てはまっていると思います。これはミステリーの様式美ではないかとさえ思うのですが、分からない人は分からないですね。

2023年04月19日

新年度に入って何か書いていたと思っていたらまだでした。始まってから怒涛の忙しさだったもので。まだマスクの着脱は探り探りですが、どちらも自由が明言された(新型コロナウイルス感染症対策本部)ことで、細かい注意を与える必要もなくなって、少し「気が楽になった」気がします。

自画像を更新しました。以前のものは2017年頃に作ったので、それからもう6年経っていて、ふと「髪はこんなに真っ黒じゃないぞ」と思ったのがきっかけでした。できるだけ似せて修正すると、思った以上にジジイで我ながらびっくりしました。学生さんにすごい似てると言われたので、やっぱりジジイに見えているのでしょう。中身は若いけどね。

公開日: 2023年04月19日
最終更新日: 2024年04月09日